2024年5月5日に加古川で人気のボードゲーム、ラミィキューブの日本選手権が開催されます。

昨年2023年の日本チャンピオンは加古川在住のたけなおさん。

今回、日本選手権を前にラミィキューブの魅力や出会いについて、シェアスペースmocco加古川の場所をお借りして聞いてきました！

たけなおさんがラミィキューブに出会ったのは、お子さんがきっかけだそうです。

かこがわノートで以前取材に伺ったお店「駒の時間」がボードゲームの楽しさを広めるために地域の児童クラブに訪問している活動で、たけなおさんの長女がラミィキューブと先に出会いました。

その後、誕生日プレゼントとしてラミィキューブを欲しがったそうです。

それから子どもと一緒にプレイするうちに、たけなおさんもハマっていきました。

はじめてすぐに日本選手権の予選会があることを知ったたけなおさんは親子2人で出場。なんとそのまま予選を通過して2018年の日本選手権で7位に！

コロナ禍での中断を経て、再開した2023年の日本選手権では見事優勝。

日本チャンピオンになってからは、各地で行われるラミィキューブをチャンピオンと一緒に遊ぶイベントなどに出て、ゲームの面白さを広める活動にも力を入れています。

「ラミィキューブの魅力は子どもでも大人に勝てること」とたけなおさんは語ります。

ラミィキューブは4～5割が運要素のゲームだからこそ、小学生から高齢者までが対等に戦えるところが魅力です。

トランプのような数字と色を組み合わせたタイルの中から、連続した数字か同じ数字の色違いかの組み合わせで3つ以上のタイルの塊を作って出していきます。

手持ちのタイルを先にすべて出し切った人の勝ちです。

面白いのが、持ち時間の中で何枚でもタイルを出していいこと、そして、場に出たタイルを誰でも組み替えて使ってもいいルールです。

切り離してくっつけて手持ちのタイルを出す組み替えは子どもの方が早いそうです。

トランプの七並べの要素もありつつ、UNOや麻雀にも似た面白さがあります。

出せるタイルをできるだけ出す方が良さそうに思えますが、じっくりと溜めておいてから一気に出すような駆け引きがあるのが奥深いところ。

相手に出してほしい数字を出しやすい場を作ったり、自分の手番を一瞬で終わらせて考える時間を与えないようにしたりと、シンプルなゲームながら様々な戦略が詰まっています。

対象年齢は7歳～と書かれていますが、足し算ができれば遊べます。親子で一緒に遊べて、1ゲーム15分～20分程度で終わるのも魅力のひとつです。

ラミィキューブをやってみたいと思った方は、加古川なら駒の時間に来店するのが一番です。

駒の時間では、毎月第2・第4日曜日にはラミィキューブ定例会を開いて、遊びながら腕を磨いています。子どもの参加者も多いそうです。お店ではラミィキューブを自宅用に購入することもできます。

また、たけなおさんもInstagramやX（旧Twitter）のDMなどで連絡を貰えれば、一緒にプレイしたいと仰っていました！

ラミィキューブがどんなゲームか知るには知っている人と一緒にプレイするのが一番だそうです。知らない大人とゲームを繰り返すことで子どものコミュニケーション能力の向上にもつながります。

5月5日にSHOWAグループ市民会館（加古川市民会館）にて、ラミィキューブ日本選手権2024が開催される予定です。今年の日本チャンピオンは世界選手権にも出場できるチャンスがあります。

実はこれまで30年以上ずっと日本選手権は東京で開催されてきました。加古川エリアのプレイ人口の多さや、たけなおさんの前のチャンピオンななさんも稲美町ということもあり、今回初めて加古川で開催されます！

予選会は日本各地で複数回行われていて、誰でも参加可能です。

加古川でも4/7（日）にSHOWAグループ市民会館（加古川市民会館）大会議室、4/13（土）にシェアスペースmocco加古川で開催予定です。

たけなおさんの活動もあり、「棋士のまち加古川」と同じように、「ラミィキューブのまち加古川」としてボードゲーム界で存在感を増しているそうです。

家でテレビゲームも良いけど、ちょっと他の遊びもさせてみたいという親世代の方は、子どもと一緒にぜひプレイしてみてください！　親子の会話のきっかけにもオススメです！