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名古屋の名物スイーツ「ぴよりん」。デビュー13年でなお人気上昇の理由とは? #専門家のまとめ

大竹敏之名古屋ネタライター
名古屋名物・ぴよりん。プリンをババロアとスポンジで包んだかわいくおいしいスイーツ

名古屋の名物スイーツ「ぴよりん」。販売する名古屋駅の2店舗では連日大行列ができる大人気商品です。2011年の発売当初は1日30個が売れる程度でしたが、今や売れ行きは数十倍にも達します。ブレイクのきっかけは2021年。愛知県出身の棋士・藤井聡太さんが対局中のおやつに関連商品を食べたことがニュースとなるや買い求める人が殺到。以後、人気が継続することになりました。今なお衰えない人気っぷりと、ブレイクの背景、その話題を求める人の心理をまとめました。

ココがポイント

▼新幹線ドクターイエローの記念商品が期間限定発売。話題性あるコラボ商品を次々発売

・〈東海道新幹線60周年記念〉ドクターイエローパッケージのぴよりん登場! SDGs木製グッズの先行販売も決定(中京テレビNEWS)

▼ぴよりんに続け!藤井聡太さんの対局が次のブレイクへの登竜門に

・【王位戦】「ぴよりん」好きの藤井聡太王位に刺さった?午後のおやつは両者「こぐまくんケーキ」(日刊スポーツ)

▼突然の人気沸騰の背景をふり返り分析する記事も

・「ぴよりん」藤井聡太効果で名古屋発の人気スイーツに成長/将棋(サンケイスポーツ)

▼デビュー10年目でなぜブレイク?そしてなぜ人気が継続?不思議ブレイクの要因を深掘り

・10年で生産30倍!? 名古屋駅の新名物「ぴよりん」が大ブレイクした理由。(はたわらワイド)

エキスパートの補足・見解

期間限定商品やコラボ商品で常に話題を振りまいているぴよりん。これら旬の話題は必ず数多くのメディアで取り上げられます。同時にブレイクのきっかけや、その後の人気継続の理由について取り上げる記事も折々で届けられています。鳴かず飛ばずだった商品が突然大人気になった、そのサクセスストーリーに夢と希望を見出したい、そんな思いが世のニーズにつながっているのでしょう。こと名古屋においては、第2、第3のぴよりんを目指す動きは今後ますます活発化しそうで、その度にまたぴよりんのブランド力も高まることになりそうです。

名古屋ネタライター

名古屋在住のフリーライター。名古屋メシと中日ドラゴンズをこよなく愛する。最新刊は『間違いだらけの名古屋めし』。2017年発行の『なごやじまん』は、当サイトに寄稿した「なぜ週刊ポスト『名古屋ぎらい』特集は組まれたのか?」をきっかけに書籍化したもの。著書は他に『サンデージャーナルのデータで解析!名古屋・愛知』『名古屋の酒場』『名古屋の喫茶店 完全版』『名古屋めし』『名古屋メン』『名古屋の商店街』『東海の和菓子名店』等がある。コンクリート造型師、浅野祥雲の研究をライフワークとし、“日本唯一の浅野祥雲研究家”を自称。作品の修復活動も主宰する。『コンクリート魂 浅野祥雲大全』はその研究の集大成的1冊。

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