【串間市】伝統に新しい風を!「クオリティ」が口癖の宮司が盛り上げる神社
今回は、串間市に鎮座する串間神社をご紹介します。
串間神社の宮司さんは、37歳とお若く、福岡県の神社で務めたのちに、昨年の3月に故郷である串間市に帰省されました。
「神社のイメージを明るくしたい。もっと多くの方に神社を利用していただきたいんです」そう話す宮司さん。その言葉通り串間神社では、他の神社に「ない」さまざまな面白い取り組みを行っています。
今回は、数ある取り組みの中から3点だけご紹介します。
まず1つ目は「御朱印」です。串間神社では毎月、季節にふさわしい御朱印を準備しています。8月はひまわりと金魚の御朱印。
実は、この御朱印は、宮司さんが消しゴムを削って丁寧に判子を作っています。「最近は、クオリティ、クオリティばかり言って家族に苦笑いされます」とのこと。
それにしてもクオリティの高い御朱印。
過去の御朱印なども授与所で購入が可能です。また、発送も対応していますので、気になる方はお問い合わせください。
2つ目の取り組みは、結玉です。
結玉とは、串間神社に参拝された方に「素敵な御縁がありますように」と5円玉に願いを込めて特別にお清めした物です。
毎月150枚限定。月始めに参拝者が自由に手に取れるようになっています。
1ヶ月間大切に保管し、1ヶ月後(次回参拝時)に、御縁結所に願い事や感謝の言葉を念じてしっかりと結んでくださいとのこと。
結玉は、宮司さんの2人のお子さんが、5円玉を磨いて紐を紡いでいるとのことです。高いクオリティと温かな想いがこめられています。
3つ目の取り組みは、手水舎(ちょうずや)の飾り付けです。
参拝に来てくれた方が楽しんでもらえるようにと、その季節にあった飾り付けで参拝者を迎えてくれます。
訪問した日は、ひまわりの花手水と風鈴、千羽鶴の飾り付けでした。
過去には、紫陽花の花手水などが参拝客を楽しませました。
「神社”らしい”イメージを変えたいんです」これまたクオリティにこだわる宮司さんの気持ちのこもったおもてなし。
今回は、3つの取り組みをご紹介しましたが「もっともっと参拝者のためにしたいことがあります」そう話す宮司さん。5年後、10年後を見据えて神社を変えていきたいとのことです。
さまざまな新しい取り組みを行っていますが、日本古来の季節行事や文化を大切にしているところも串間神社の魅力です。
「神社は日本の伝統を守っていく場所だと思っています」伝統を大切にする姿勢を持ちながら、新しい風を取り入れる素敵な神社でした。
古き良き日本の文化と新しい風が融合した「クオリティ」が高い串間神社。駐車スペースも広く、コミュニティバス「よかバス」の停留所にもなっています。ぜひ一度足を運んでみてください。
※写真は串間神社さんより提供していただきました。