今回のサウナ散歩は新宿の「SOLA SPA 新宿の湯」さんです。歌舞伎町のド真ん中にありながら、秘密基地のような味わい深い地下サウナでございました。

地下へと続く階段をヒタヒタと降りてフロントへ・・正味２時間ほどの滞在の予定であったが、1000 円の 1 時間コースに 300 円の延長を加算できるのは最初の 30 分まで。

それ以上を過ぎると自動的に 2000 円の 3 時間コースになるとの事。大小タオルも付くので 3 時間コースにする。

歯ブラシ・カミソリなどの各種アメニティーはロッカーキーと一緒にフロントで受け取る。

フロントのある B1階には漫画コーナーと仮眠用のリクライニングコーナー、そして謎のバーカウンターなどが。大浴場はさらに１階下りた地下２階。

約１年半振りだが、その時の記憶とそのまんまであった。黒と灰色っぽい浴室は結構広い。低い壁で区切られたカランの一部やシャワーが使用中止状態のままで、工事中というか、ダンジョンっぽい廃墟感が漂う。

カランのシャンプー類は POLA。蛍光ブルーの照明が何か妖しげで、よく分からないが「歌舞伎町！」という感じがする。

サウナ室は迷路のように奥へ進んだ突き当たりの角にある。入ったタイミングでは浴室にもサウナにも誰もいなかった。「ギギギ・・」と立て付けの悪そうな扉を開ける・・「ぬるい？？」というのが第一印象。

定員 15 名ほどの広さ、２段席。なぜか工事現場の赤い三角コーンが置いてある。12 分計が止まっているのでテレビの時刻で時間を測る。

ストーブ正面の上段席に陣取る。窓側にも小型のストーブなのか何なのか謎の装置が据え付けられているが、それが何なのか、機能しているのかは不明。

なんとも形容し難いサウナ室に 20 分強！

それにしても湿度が低くカラカラで、温度計は 100 度近くを示していたが（これも狂っているのでは・・）体感で 80 度台。

これは 1 セット 20 分コースだな・・汗の立ち上がりは遅いが、テレビの昼ドラを眺めつつゆっくりと 10 分ほど経過した頃には滝汗状態に（滝汗。

外国人の常連さんらしきお客さんが途中で入ってきたかと思えば、ちょっといいですかと断ってから、手にした洗い桶の水をストーブへパシャパシャと浴びせ始めた。

常連氏もやはり湿度が足りないようで、「手ロウリュ」でブーストをかけているという（注：マネしないでください）。

水風呂は文字通りに「地下水」のような冷たさ

導線的に遠い水風呂はサ室から 30歩くらい。壁の柱に沿って変形した 5 人くらいのサイズ。向かいの浴槽から掛け湯して入ってみると、結構冷たい部類の水風呂であった。

広さ冷たさは充分であるが深さが足りないだろうか。一言で言えば浅い。

先ほどの常連さんが出てくるや頭までダイブして潜水している（すぐ出た）。

体感では 15 度前後か、肩口までは 30 秒ほどしか耐えられず、半身浴状態で 5 分近く放心。

必殺「トルネードバス」は「ジェット」「歩行湯」「流れるプール」「不感湯」の一石四鳥

ここまで「ツッコミポイント」ばかり書いているような気もするが、仕上げに入った「トルネードバス」は、ここでしかお目にかかれなそうな特殊風呂で、個人的にかなり良かった。

卍 型の浴槽で、卍 の 4 つの頂点のうちの ３ヶ所にマッサージジェットが付いている。残り１つが入り口で、階段を降りていくと胸までの深さ。

そしてこれが 30 度くらいの「冷まし湯」なのであった。３つのジェット水流が中央の柱の周りを循環して「流れるプール」のようである。

サウナ後にこの不感湯的な湯温のジェットマッサージというのも結構良い。。10 センチ近くまで接近すると肉が削ぎ落とされそうなほどに強力なジェットであった。

最後は沸騰した茹で釜のような強力バイブラの少し熱めのメイン浴槽でじっくり温まって終了。

平日とはいえ、上の地上がビルだらけの繁華街とは思えない、文字通り「アングラ感」の香る特殊浴場でした。

ところで、この区画と周辺って４つもサウナがあるのですな。この「SOLA SPA」さんは珍しく女湯もあるし、料金的にもお手頃かもです。

サウナ飯は「桂花ラーメン」の新宿東口店で。歩いて１分もしない場所にもう１店舗あるのが謎。こちらはカウンターだけの狭い方の支店。

ごつい豚バラの角煮の「太肉（ターロー）麺」を選びたいところだけれど、サウナ前だったのであっさり「桂花ラーメン」に。

この後のサウナのコンディションも考えて替え玉もせず。マー油の豚骨スープが後を引く・・ごちそうさまでした（^人^）