【伊勢市】人気は「トマトバジル」「新姫七味」。船江の「マルエス田中商店」で揚げたて「手盛りはんぺい」
桜の名所として有名な「桧尻川(ひのきじりがわ)」沿いに工場を構える「マルエス田中商店」。工場敷地内の直売店のみで味わえる「手盛りはんぺい」は、「トマトバジル」「黒コショウチーズ」「フライドオニオン」「いかすみ」「紅しょうが」「カレー」「新姫七味」に加え、季節商品「よもぎ竹の子」「3色ピーマン」と意外な食材がラインナップ!その場で揚げたてを味わえます。
オーナーの田中清吾さん(60)、朕代さん(56)夫妻。工場で製造した商品は全て市場へ納品し、直接、地域の人と接する機会がなかったため、「魚肉練り製品のおいしさを知ってもらえれば」と約20年前、工場敷地内に小さな直売店をオープン。「もっと種類を増やして、本格的に提供したい」と昨年10月、リニューアルしました。
陳列ケースには1個130円の「手盛りはんぺい」がずらり。「手盛りはんぺい」は機械を使わず、ひとつひとつ手づくり。さまざまな食材を試し、試行錯誤を重ねて商品化しました。「カレー」は子どもに、ピリ辛な「新姫七味」は「お酒のつまみに」と幅広い年代に好評です。どのような味なのか興味が湧きます。
人気の「トマトバジル」は、魚のすり身にペースト状のトマトと刻んだバシルを混ぜました。特有の香りが漂います。そのままでも食せます。
注文すると、その場で揚げてくれます。「自宅で揚げる場合は、170度で2.3分が目安です」と田中さん。
揚げたてのはんぺい。バジルの香りが増し、トマトの風味が口の中で広がります。歯応えがあり、おいしくて、あっという間に食べてしまいました。高齢者は「間食にええなあ」、家族連れは「子どものおやつに」と買い求めるそうです。
ほかに、看板商品「伊勢かまぼこ」や地元では珍しい「魚そうめん」も。ウオーキングや散歩、買い物の途中で、ちょっと立ち寄ってみませんか。