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【大津市】大津を舞台にした直木賞作品「塞王の楯」を表現したギャラリーがナカマチ商店街にオープン

Sari地域情報発信クリエイター・エシカルコンシェルジュ(大津市)

こんにちは、Sariです!

今回は、大津ナカマチ商店街に先月26日からオープンした、「翔吾ナカマチ」というスペースに行ってきました。

翔吾ナカマチ」は、ナカマチ商店街の辺りに昔あった大津城を舞台とした、今村翔吾さんの小説「塞王の楯」の世界を表現したギャラリーです。入場は無料です。

翔吾ナカマチ」はトヨタモビリティ滋賀さんが運営する「YUKUMO KAERUMO 大津 NAKAMACHI」という複合施設の2階にあり、1階はピザや滋賀のクラフトビール、ワッフルが楽しめるバルとなっています。そちらも以前取材しましたので良かったらご覧ください。

とても涼しいギャラリー内では、小説「塞王の楯」をイメージした書と水墨画を、座って堪能できるようになっています。

書は草津市在住の書師、秀連さんの作品。こちらの施設の名前の由来となった、蝉丸の

これやこの 行くも帰るも 分れては 知るも知らぬも 逢坂の関

という百人一首にもなっている有名な歌を始め、大津をモチーフにした書が展示されていました。

とても美しい書に見とれてしまいました。

こちらの水墨画は、墨絵画家の菊田一朗さんの作品。

大津市桐生に伝わる成子雁皮紙に書かれており、琵琶湖とカイツブリに、大津城の石垣「穴太衆積み」が描かれています。

とてもダイナミックかつ繊細な作品でした。ぜひ間近で見ていただきたいです。

ギャラリーにはお三方のプロフィールが、パネルとエキシビションでも紹介されていますので、詳しく知ることができます。

エキシビション
エキシビション

ギャラリーの一角には大津城のジオラマも展示されていて、興味深かったです。

今村翔吾さんの作品も置かれており、自由に読むことができました。

今村翔吾さんの本は図書館でも貸し出し中で読めないことが多いらしく、これは貴重ですね。

この夏休み、小学生が自由研究にこちらの施設に来て、座って作品を読んでいたりする姿も見られたそうです。

「幅広い年齢層の方に気軽に来ていただいて、商店街に親しみ、新たな交流の場となれば」

と支配人の三谷さんはおっしゃっていました。

「YUKUMO KAERUMO 大津 NAKAMACHI」という施設の名前のとおり、行き交う人々が集う場所になるといいなと思いました。

ぜひみなさんも足を運んでみてください!

YUKUMO KAERUMO 大津 NAKAMACHI

[住所]大津市長等2-9-1
[電話番号]077-572-8522
[営業時間]11:00~20:00
[定休日]月曜日(祝日の場合営業)・火曜日
[入場料]無料

地域情報発信クリエイター・エシカルコンシェルジュ(大津市)

幼少から滋賀県大津市で育ち、二人の子供も大津で育て、子育て終了と共にこれからは多くの人に大津の魅力を伝えようと活動中。エシカルをライフワークに、こちらでは大津のエシカルなお店や人も紹介します。滋賀のローカルメディアLOMOREグルメライターの顔ももちます。グルメのInstagramアカウントは @sari_heart77 こちらもよろしくお願いします!

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