ウィーンでのイラン核合意の再建交渉/会議は“泊まる”(2)
まず第一は、イラン代表団の滞在するインターコンチネンタル・ホテルである。ウィーンにはOPEC(石油輸出機構)の本部もあり、毎年OPECの総会が開かれる。その会場となるのが、このホテルである。そのせいもあってOPECの創設メンバーのイランの代表団は、インターコンチネンタル・ホテルにとっては常連の得意客になる。インターコンチネンタルは、世界的な高級ホテルのチェーンで、そもそもはパンアメリカン航空が始めた。ウィーンのインターコンチネンタルは1964年の開業である。第一回目の東京オリンピックの年である。
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