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【3年使用して実感】神保製作所ミニ薪ストーブ「チョッパー」の徹底レビュー

ポロンノCampキャンプ系YouTuber

キャンプを快適に楽しむために欠かせないアイテムのひとつが薪ストーブです。特に秋・冬のキャンプでは、薪ストーブの存在がキャンプ体験を大きく変えます。今回は、神保製作所のミニ薪ストーブ「チョッパー」を3年間使い続けた私の体験を元に、良い点・悪い点を詳しく解説します。

動画で確認↓

ポイント1:神保製作所とは?

神保製作所は、北海道小樽市にある薪ストーブ専門のガレージブランドです。キャンプや家庭内でも使用できる薪ストーブを製造しており、品質の高さで知られています。

日本製の高品質薪ストーブとして、多くのキャンパーから信頼されているブランドです。

ちなみに、テレビドラマ「北の国から」に登場する薪ストーブも、神保製作所製なんですよ。このエピソードを知っただけで、なんだかそのストーブの前に座って、ホッと一息つきたくなりますよね。

チョッパーのスペック詳細

「チョッパー」は神保製作所の中でも比較的コンパクトなサイズの薪ストーブですが、一般的なMサイズの薪ストーブと比較すると少し大きめです。

だからこそ、薪のサイズを気にせず使えるのが大きなメリットです。

多くのコンパクトストーブは薪の長さに制約があるため、薪をわざわざ小さくカットしなければならない手間が発生しますが、「チョッパー」ならそれが不要。大きな薪もそのまま投入できるので、使い勝手が良いです。

サイズ:奥行485mm × 巾351mm × 高さ390mm

燃焼室サイズ:奥行395mm × 巾335mm × 高さ325mm

重量:9.5kg

材質:ボンデ鋼板

塗装:耐熱塗装(黒)

最大薪長さ:340mm

煙突径:106mm

脚の有無:別売り(オプション)

良い点1:煙突のバリエーションが豊富

「チョッパー」の最大の特徴の一つは、煙突の選択肢が豊富なことです。

通常、薪ストーブの煙突はサイズが固定されていることが多いですが、チョッパーは3つの異なるタイプの煙突を選べます。

106mmサイズ:

ホームセンターで簡単に手に入るポピュラーなサイズで、価格も比較的リーズナブル。太めの煙突は安定した燃焼をサポートしますが、ややかさばるのが難点です。しかし、カラー煙突が存在し、ブラックで統一できるのはおしゃれキャンパーには嬉しいポイント。

80mmサイズ:

こちらは少しコンパクトで、軽量化を図りたいキャンパーに適しています。価格は106mmよりやや高いですが、持ち運びや収納スペースを考えると価値がある選択肢です。

マトリョーシカ煙突:

その名の通り、入れ子式に折りたたむことができるコンパクト煙突。特に車に荷物をたくさん積み込みたい方には理想的です。振り子のように小さく畳めるので、収納問題も解決します。

良い点2:交換部品が豊富で長く使える

薪ストーブは長期間使い続けるアイテムです。そのため、使い込むうちに消耗品が必要になることがあります。

例えば、耐熱ガラスやパッキンなどが劣化することもありますが、神保製作所は部品の取り扱いが充実しています。これにより、自分で簡単にメンテナンスを行い、長く愛用することが可能です。

薪ストーブを長持ちさせるための部品が手軽に手に入るというのは、忙しいキャンパーにとって大きなメリットです。修理に出す手間や、部品を探し回るストレスから解放されますし、通販で購入できるため、気軽にメンテナンスができる点は非常に助かります。

良い点3:ペレットシステム対応

「チョッパー」は薪だけでなく、ペレット燃料を使うこともできるのが大きな魅力です。

このペレットシステムを使うことで、ランニングコストを大幅に抑えることが可能となります。

薪1束が約1000円で、一晩に10束使うこともありますが、ペレットなら1袋1000円で、2袋程度で済みます。つまり、薪を使う場合と比べて、約8000円の差が出ることもあります。これはかなりのコスト削減です。

さらに、ペレットは薪よりも燃焼時間が長いため、薪を頻繁に追加する手間も省けます。一晩中ぬくぬくと過ごせるだけでなく、火の管理が楽になる点も、キャンプの快適さをぐっと上げてくれます。

ただし、ペレットシステムには若干の扱いの難しさもあり、炎が急に弱くなったり、煙が逆流することがあります。そのため、使いこなすには多少の経験が必要ですが、慣れれば最強の装備となること間違いなしです。

悪い点1:脚が別売りで装着が面倒

良い点ばかりではありません。まず、脚が別売りである点はデメリットです。

標準で脚が付いている薪ストーブが多い中、別売りでしかも取り付けがネジ式というのは少々手間です。オプションで約5000円ほど追加コストがかかるのも、コストを抑えたい方には厳しいかもしれません。

ただし、別途「ユニフレームのフィールドラック」を利用することで、設置の手間を減らすことが可能です。このラックを薪ストーブの足代わりに使えば、簡単に設置が完了します。

悪い点2:錆びやすい

もう一つのデメリットは、錆びやすさです。

「チョッパー」は鉄製で、耐熱塗装が施されていますが、湿気や雨に晒されるとどうしても錆が発生します。定期的なメンテナンスが必要です。

錆止めスプレーや再塗装をすれば防ぐことができますが、メンテナンスが苦手な方には少々手間に感じるかもしれません。

一方で、鉄製の薪ストーブは熱伝導が良く、暖まりやすいというメリットがあります。錆びを気にするか、暖かさを重視するかは好みの問題ですが、個人的にはもう少しメンテナンスフリーでいてくれたらな…という思いは否めません。

まとめ

「チョッパー」は、コンパクトでありながらしっかりとした燃焼効率を持ち、しかもペレットシステムなどの多機能を備えた薪ストーブです。

煙突の選択肢が豊富で、使い方に応じて柔軟にカスタマイズできる点も大きな魅力です。

脚が別売りであることや、錆びやすさなどのデメリットもありますが、それ以上に快適さや使い勝手の良さを感じられる薪ストーブです。

もし神保製作所の薪ストーブに興味がある方は、ぜひ「チョッパー」を選択肢に入れてみてください。自分のキャンプライフを、より暖かく、快適にしてくれる相棒になるはずです。

詳しい使用感や実際のレビューは、こちらの【YouTube動画】でも紹介していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

キャンプ系YouTuber

はじめまして!ポロンノゆるっとキャンプ塾(YouTube1900人登録)です。北海道を拠点に活動するアウトドアクリエイターとして、極寒の地で培った10年以上の経験と、累計200万円以上のギア投資から得た知見を、実践的なキャンプライフ情報としてお届けしています。

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