保育士って保育園で働く以外にどんな働き方ができる?多様化する保育士の働き方
こんにちは!保育士ごんちゃんです。
現在、保育士として地域の公民館や療育教室で親子遊び講座をしたり、地域の保健師さんと一緒に子育て講座にまわったりするような働き方をしながら、子育てに関する情報発信をしています。
今回は、保育士の働き方に関するお話です。
▼保育士資格を取る方法も人それぞれ
まず保育士として働くためには、まず保育士資格が必要になりますが、その取得方法にもいろいろな選択肢があります。
私の場合は保育士養成の専門学校には通っておらず、4年制大学の教育学部を卒業して一度社会に出てから資格を取得しています。
私は高校生のとき「将来こういう仕事がしたい」と思って教育学を学びたいと思ったわけじゃなかったんですね。まだ何になるか、どんな仕事をするかは決めきれてなかったんです。
人それぞれ、社会にとって何が大切かや、自分が生きていくうえで大切だと思うことがいろいろあると思います。例えば医療が大切、とか経済やお金が大切、とか食料や農業が大切、とかですね。それが私の場合は教育だと思って、深く学んでみたいと思いました。
だから私の場合は高校生時点では将来保育士になろうと決断できていなかったので、保育士になるための学校ではなくて、学問として教育が学べる大学を志したという経緯があります。
そして私が保育士の資格を取ったのは社会に出て働き始めてからで、独学で試験を数回受けて取得しました。
保育士になるという意味では回り道でしたけど、大学に通ったことで学んだことや得たこともあったので、私はこの選択に今でも後悔はありません。
ですから保育士になる方法は、専門学校や短大に通うことだけではなく、いろいろな選択肢や方法がありますので、これから保育士を志す方には自分に合う方法やワクワクできそうな環境から選んでほしいなと思います。
▼保育士の働き方は多様化している
みなさんは保育士というと、どんな働き方をイメージしますか?一番に頭に浮かぶのは、保育園で働いている保育士さんではないでしょうか。
私の娘も2歳半で今保育園にお世話になっているので、保育園で働く保育士さんには毎日本当に感謝しかありません。そして、私自身は保育士の資格を持っていますが、自分のキャパや育児と仕事のバランスを考えた時に、保育園で働くという働き方は選べないということもあり、本当に尊敬の気持ちでいっぱいです。
保育園でフルタイムで働くのは体力勝負で大変な仕事です。私も産前はフルタイムで働いていましたが、激務でうつ病を発症した経験もあり、今はその働き方に戻る勇気がありません。
そして私と同じように産休や育休を経て、フルタイム保育士に復帰することに不安を抱えている保育士仲間は少なくなく、結局産前と同じようには働かない選択をしている人もいます。
私も妊娠中から産後までうつ病の闘病をしたことをきっかけに、産後の働き方について考え始めたのですが、その時にたまたま今の私と同じような働き方をしている先輩保育士さんとの出会いがあり、保育士の働き方の選択肢をひとつ得ることができました。
そして現在わたしは、地域の公民館や療育教室で親子遊び講座をしたり、地域の保健師さんと一緒に子育て講座にまわったりするような働き方をしています。どこか特定の園や組織に属すことなく、行政の方と一緒に仕事をしているという働き方ですね。
保育園に勤める以外の他の働き方としては、私のように行政主催の教室や健診などで働く働き方の他にも、病児保育や、企業内の保育室、ベビーシッターなどの訪問保育など、調べていくとたくさん見つかると思います。
いま保育士の働き方は多様化しているので、保育士資格を取った後は自分のライフステージが進むのに合わせて自分に合った働き方を選んでいくのがいいのではないかと思います。
とはいっても実際に働いてみないと分からないこともありますので、合わないと思ったらその時に考えてもいいと思います。私も実際その時々の自分の心身の健康や、こうやって働きたいという気持ちを大切に都度働き方を変えてきました。
▼保育士の給料は労働に見合っている?
最後になりますが、保育士の給料問題や待遇問題、どうにかならないでしょうか!
中には満足できるくらいの給与や待遇だという方もいるかもしれないんですけど、平均的に低すぎると思いませんか。
だから子どもが好きだから続けたいけど、収入面を考えると続けられないっていう潜在保育士さんもいますよね。きっと!
そして待機児童問題でも、よく保育士不足が叫ばれますが、それはひとりひとりの保育士がどうにかできる問題ではなく社会の制度面からくる問題だと思います。
今も保育士を志す若い世代はいますし、子どもの命を預かる大切な仕事だと思うからこそ、給料面などの待遇も手厚くなってほしいですし、自己犠牲が多くならないような労働環境になってほしいと切に願います。
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今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!