11月23日（祝・土曜日）、大本山須磨寺にて「須磨の火祭りー柴燈護摩ー」伝統行事「須磨の火祭り―柴燈護摩―」が開催されます。この行事は、不動明王の智慧の火によって煩悩を焼き払い、心身を清めることで新しい年を迎える準備をする貴重な機会です。

「柴燈護摩（さいとうごま）」とは、屋外で行われる大護摩修行のことです。須磨寺の境内では、護摩壇が点火されると大きな炎が立ち上り、境内一帯が煙に包まれます。この煙にあたることで「無病息災」のご利益があるとされ、例年多くの方が訪れる人気の行事です。

この火祭りで最も注目されるのが「火渡り神事」です。「火生三昧（かしょうざんまい）」とも呼ばれるこの荒行は、火の上を素足で歩くことで災厄を祓い、福を招くとされています。仏様を信じ、勇気を持って一歩を踏み出すこの体験は、厄難消除を願う厄年の方には特におすすめです。

開催概要

• 日時：11月23日（祝・土曜日）午前11時開始
• 会場：須磨寺境内（荒天時は本坊護摩堂で実施）
• 参加費：
• 厄除特別火渡り神事：5,000円
• 一般火渡り神事：2,000円

日程が近づいているため、受付について確認したところ、護摩木は当日の申し込みが可能で、火渡りも空きがあれば当日受付が可能とのことです。ただし、火渡り神事は素足で行うため、安全には十分配慮されていますが、多少のやけどのリスクがあることをご了承ください。また、終了後に足を拭くためのタオルをご持参いただくことをおすすめします。

火渡り神事は、浄火の力によって心身を清め、災厄を払い、新しい一年を迎えるための神聖な体験です。この特別な機会に、ぜひ須磨寺を訪れ、伝統行事に参加してみてはいかがでしょうか。

大本山須磨寺

〒654-0071 兵庫県神戸市須磨区須磨寺町４丁目６−８