【恐妻家】保育園の準備を忘れて毎朝バタバタの母親が、その状況を打破するために思いついた秘策とは?
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こんにちは、ニシムラマコジです。夫婦の間にはいろんな問題があると思いますが、家事の分担なんかもその一つ。我が家も当然結婚当初は、お互いがお互いに気を遣い、バランスよく分担するよう努めておりました。ところが…。
それは息子が保育園に通い始めた頃のこと。出勤の時間が早い妻は保育園への送迎ができないので、送迎は僕が担当し、その代わり持ち物なんかの準備は妻担当、ということになりました。ところがズボラな妻ですから、準備は大抵当日の朝になり、水着などどこにしまってあるかわからない物が必要になった時はもうバタバタ状態。だから時々「前日の夜に準備する習慣をつけたらどうか」というアドバイスをしていたんです。それでも妻は「夜はやる気が出ない」の一点張り。やる気が出ないなんて理由で毎朝バタバタに付き合わされたらこっちの身が持たないので、僕は根気よくアドバイスを続けました。すると…妻は突然「いいこと思いついた!」と叫んで、こう言ったのです。
「だったらアンタが全部準備すればいいじゃん!」
なんで!?そしたら保育園のことは全部俺がやらなきゃいけないじゃん!そう思った僕は慌てて反論しましたが、「準備はアンタの方が得意だし」というよくわからない理屈で押し切られ、結局気付いたら準備も送迎も全部僕がやる流れに。釈然としない思いを抱えながらも、喧嘩になったら嫌なので、僕はそれを受け入れることにしました。ところが…そこでアッサリ受け入れたのがまずかったのでしょう。その出来事があってから約十年。保育園のこと以外でも、夫婦の間で何度も何度も同じような感じのやりとりが起こりまして…。
気が付いたら、家の雑事の実に8割以上が僕担当になってしまいました。
どういうこと!?
とは言え僕が雑事をたくさん担当するようになってから、妻の顔から怒りが発する頻度が明らかに減ったので、僕は満足しています。妻に怒られることほど心をすり減らすことはない、というのが僕の持論ですので…僕はこれからも妻の笑顔を見るために、張り切って雑事をこなしまくろう、と思います。
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<登場人物紹介>
ニシムラマコジ:この漫画の作者。家庭内ヒエラルキー最下位。
妻:作者より2歳年下。ニシムラ家の絶対王者。
■現在や過去に我が家で起こった出来事を必死に思い出して発表しています。
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