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【那覇市】沖縄芸人の笑いと沖縄スパイスカレーが織りなす、新感覚のエンタメナイト。

You地域ニュースサイト号外NETライター(那覇市)

那覇市壺屋エリアに位置する「カレー屋タケちゃん」こちらで美味しいスパイスカレーを頂きながら、スタンドアップコメディというジャンルのお笑いが楽しめる、胃袋と笑い袋、両方満たしたい方にはうってつけのイベントを見つけたのでご紹介していきます。

定期的に行われるスタンドアップコメディ「玉(TAMA)LIVE」は今回で33回。これが開始してから1年半しか経っていないというのだから、ペースの早さにも驚かされます。実際この日の2日後にも34回目の「玉(TAMA)LIVE」を開催するだとか。

店内は20人程入り満席状態。何度も足を運ぶ人もいれば、わざわざこの日のために大阪から来ている人もいて、人気のあるイベントということが伝わってきます。

システムとしてはチャージ1,000円の1ドリンク制。カレーも注文できます。特におすすめなのが、沖縄料理とスパイスカレーを融合させた、ゴーヤーチャンプルーカレーとのことです。

というわけでゴーヤーチャンプルーカレーを注文しました。この日はイベント用ということでプラスチックの容器で提供してくれるので、このままお持ち帰りもできます。ゴーヤのほんのりした苦味とシャキシャキ感が、スパイスカレーの深いコクとピリッとした辛さを引き立てます。和の出汁の旨味がスパイスの香りを優しく包み込んで、クセになる味わいです。

オープニングトークは主催者である吉本興業所属のオリオンリーグの玉代勢 直さん。お得意の三線を弾きながら軽快なトークで、明るく楽しい始まりの空気を作ってくれました。

一人目は吉本興業所属のたろうさん。最初は誰かの愚痴から始まったと思わせつつ、まるで落語のような語り口で、観客を巻き込みながら自己完結型の笑いを生み出す彼の芸風は、皮肉と自虐が絶妙に絡み合い、最後にはほっこりした笑いを届けてくれます。この空気感は文章で全てを書き表すことが難しく、肌で感じるとクセになるので、一度この空気感を味わってみてほしいです。

二人目は主催の玉代勢直さん。沖縄の文化や日常をユーモラスに描く玉代勢直さんは、最近出会った沖縄の面白いおじぃ、ご自身の祖父から受け継いだ形見の三線、直近に行われた全島エイサーなどのネタで、沖縄の日常や文化や魅力を、共感と笑いとを織り交ぜて伝えてくれます。玉代勢直さんの語り口には、沖縄の豊かな風土や人々の心の温かさが自然に表れており、見ている人たちに沖縄の良さを改めて感じさせる力がありました。

三人目は演芸集団FEC所属のまーちゃんさん。アメリカ軍基地をネタにしたお笑いの舞台、「お笑い米軍基地」を立ち上げた方でもあります。沖縄や日本の政治をユーモアと皮肉を織り交ぜながら語るベテランの芸人さんです。重い話を鋭く切り込みつつも、笑いと共感を織り交ぜることで観客を引き込みます。難しいテーマも巧みな話術でユーモアたっぷりに語り、観客をいつの間にか爆笑させてしまうその技術には驚かされっぱなしでした。

最後は出演者3人が揃って、観客をいじりながら振り返りトーク。観客も含む全員での記念撮影も行い、一体感も感じられました。

小休憩を挟んだ後はお客さんによるオープンマイクも行われました。最初に手を挙げた方は素人とは思えない軽快なトークで新聞の魅力を伝えてくれました。

こちらもオープンマイクに参加された、吉本興業所属のお笑い芸人なみちゃんです。マラソンが趣味ということで、普段走るのが好きな坂道のトップ3を披露し、そのニッチさに笑いが起きていました。

最後は今回の舞台にもなったカレー屋タケちゃんの店主でもあるたけちゃんによるオープンマイクでした。場慣れした感じでマイクを握り、観客や出演者をいじりながらの会場の空気を瞬時に掴むその姿は、プロの風格でした。

沖縄のスパイスカレーとお笑い、どちらも楽しみたい方は一度カレー屋タケちゃんで行われる「玉(TAMA)LIVE」に足を運んでみてはいかがでしょうか?

カレー屋タケちゃん

住所: 沖縄県那覇市壺屋1丁目18−38

営業日:土日祝祭日のみ(11時30分〜16時)

    月〜金までは前日予約制のスパイスカレーテイクアウト

地域ニュースサイト号外NETライター(那覇市)

月に100軒以上飲食店等を巡ることもあるフッ軽移住者が、本当にオススメしたい那覇市の穴場グルメやイベント、観光スポット等をご紹介します。少しでも有益な情報を発信できるように、今日も今日とて元気に食べ飲み歩きます!

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