パレスチナヨルダン川西岸ジェニンでの戦闘激化 地上戦やドローン空爆も 現地市民からの映像が届く
パレスチナ・ヨルダン川西岸のジェニンにすむヨーゼフさんから、イスラエル国防軍による攻撃が激しさを増しているという連絡とともに8bitNewsに映像が届いた。
19日、ジェニン南部カバティヤではイスラエル国防軍が対テロ戦だとして攻撃を開始。戦闘員4人、ドローンによる車への攻撃で3人が死亡したと発表しているが、届けられた映像では市民やジャーナリスト達が攻撃に晒されている。
パレスチナ自治政府の保健省によると、これまでに690人以上のパレスチナ人が西岸地区で殺害されたという。
また、イスラエル軍はほぼ連日の捜索と逮捕を強化している。
8bitNewsでは、6月下旬、ヨルダン川西岸の各都市を取材。イスラエル政府や軍による抑圧と暴力が長年続けられてきた実態をルポするとともに、昨年10月以降に殺害されたパレスチナ・イスラエル双方の市民の声などを伝えてきた。
BBCの取材によると、イスラエルは、ヨルダン川西岸とイスラエルにおけるパレスチナ人の攻撃を食い止めようとしていると主張する。イスラエルによると、パレスチナ側の攻撃によって、少なくとも33人のイスラエル人が殺害されたという。
一方で、パレスチナ・ガザ地区でハマスが運営する保健省によると、昨年10月7日以降、イスラエルの軍事行動によって、これまでに4万1000人以上のパレスチナ人が殺害されている。