Yahoo!ニュース

より速くアディダス【ランニングシューズ】ノンストップに走るなら!

牧野仁マラソン完走請負人/ランニングトレーナー

|進化したTAKUMI SEN8

 TAKUMIと言えば、上級者向けの薄底シューズであった。しかし、アディダスのアディゼロシリーズの「ボストン10」「ジャパン6」がそれぞれ厚底に変更し、遂に「タクミセン8」も厚底にどのように進化したか紹介します。

|10kmまでロードのスピードを妨げない

 「タクミセン8」はロード版スパイクと言うようなイメージで、走りを止めない構造に、一つにはアウトソールを滑り難くすることで、スピードを緩めず走り続け、しかもソールの厚さ33mm(前作7は22mm)でクッション性をアップした構造。脚への負担を減らしつつスピードに繋げています。

|しなやかなバネ構造

 反発力をつける工夫として「タクミセン8」は、「エナジーロッド」内蔵しています。タクミには5本のグラスファイバーを使用しています。踵にはカーボン配合のナイロンプレートを内蔵して、しなやかなバネのような反発力を生み、スピードを緩めない構造に様変わりしています。

|エナジーロッドシューズとの違い

 「タクミセン8」の他に、「エナジーロッド」内蔵しているシューズは。「アディオスプロ2」「ボストン10」があります。違いは以下の通りです。

・タクミセン8;エナジーロッドの5本はグラスファイバー、踵はカーボン配合のナイロンプレート、ドロップ6mm (ヒール:33 mm / 前足部:27 mm)
・アディオスプロ2;エナジーロッドの5本及び踵はカーボン配合のナイロンプレート、ドロップ10 mm (ヒール:39.5 mm / 前足部:29.5 mm)
・ボストン10;エナジーロッドの5本はグラスファイバー。ドロップ8.8mm (ヒール: 39.8mm / 前足部: 31mm)

 クッション性の違いが脚への負担の違いを示す結果でしょう。よりスピードを追求するならます。タクミセン8は是非体感して欲しいシューズです。

Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
 有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行(旅RUNの名付け親)や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書;楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)。フルマラソンスタートBOOK(エイ出版)。目からウロコのフルマラソン完走新常識(実業之日本社)など多数。
テレビ;「ラン×スマ(NHK BS)」「ソレダメ(テレビ東京)」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌;Tarzan(マガジンハウス)ランニングスタイル(エイ出版)MONOQLO(晋遊舎)など、監修
YouTubeチャンネル:ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野

マラソン完走請負人/ランニングトレーナー

楽に、楽しくを走るをモットーに、2006年Japanマラソンクラブを立ち上げ、旅RUNなどをプロデュース、NHKBS「ラン×スマ」などテレビ出演や著書「楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)」著書多数

牧野仁の最近の記事