【碧南市】「こども食堂」はどこに?新川地区『もやいこ食堂』は地域交流と”もやいこ(分け合い)”の場所
shungikuです。
昨今「こども食堂」の話題を耳にすることが多くなりました。
テレビの情報番組などでは様々な場所で子供たちが集まってきて食事をしている風景が映し出されています。
「どんな人が利用できるの?」
「手続きはいるの?」
「基準はあるの?」
私たちはいつもその情報から「参加(ボランティア)する側」のことも「利用する側」のことも分からずじまいになっているように思います。
調べてみると碧南市では7か所で「こども食堂」は実施されていました。
正直、全く知らなかったことに驚愕しました。
shungikuの自宅すぐ近くで「明日、こども食堂開催」と情報をもらい、訪ねてみました。(QRコードからすぐに連絡がとれました!)
そこは「西光寺」さんというお寺の本堂、「もやいこ食堂」という名称の「こども食堂」で私がイメージするものとは少し違っていました。
”もやいこ”とは「分け合う・共有する」という意味の方言だとか。
市役所の福祉こども部でお話を聞きました。
「どこもボランティアの方が中心となり、運営の内容も様々で個性的です。」と。
「もやいこ食堂」さんにお邪魔して「なるほど」と思いました。
まず、ここでは一般的な「会食形式」にこだわらず「フードパントリー」という日用品や食料の提供(無料)と持ち帰り料理(200円の寄付)中心に進められていました。
もちろん「会食」も時々実施されるそうです。
子供たちだけではなく、お母さんたちや地域の人々が集まってきます。
(子供だけだと思っていました)
「フードバンク」や地元企業・農家さんから提供されたものが並びます。
「もやいこ食堂」では参加者は事前にライン登録して「参加」の旨を伝える方式となっています。
ここでは世帯数で70~80世帯ほどの参加とのことでした。
「マイバッグ」持参で様々なものを”持ち帰り(もやいこ)”可能です。
この「子ども食堂」の特徴は「地域交流の場」を掲げていることです。
子供たちは本堂や寺の庭で自由に遊び、お母さんたちはゆっくり過ごせます。
若いお母さんにインタビューすると
「本当に助かります。友人ができましたし、何より”話ができるのがうれしい”」
「涼しくて安全で・・・」
未就学児の子育て中のママさんたちは良い「交流の場」となっているようでした。
ボランティアの方々は「おばあ様世代」も多く、若いママさんたちにとっては頼りになる良い環境だと感じました。
この日は、「来年から教師になります!」と声を弾ませる大学生もボランティアとして参加していました。
「ゼミで”子ども食堂”の研究をしているので、実際に体験をと思いまして」と。
彼女たちには「会食」だけではない、このような新しい取り組みの担い手になって欲しいと思います。
「もやいこ食堂」を中心となって活動していらっしゃる清澤さんにお話を伺いました。
「民生委員の方からの声掛けでスタートした活動です。今も知り合いやボランティアさんの頑張りで運営しています。」
「スタートがコロナ中だったこともあり、会食なしが多いのですがこれからは会食形式を増やしていきたいですね。」
「フードバンク・地元企業さん・協力農家さんなど、人と人のつながりに感謝しています」
私も取材させていただき、ボランティアさんたちの温かくフラットな態度に感動いたしました。
今回の取材で各「こども食堂」の内容や利用方法はそれぞれに違うということがわかりました。
興味のある方・利用したい方・ボランティア参加希望の方、それぞれの運営団体にぜひ、問い合わせを!
どんなことにも「人の思いと力」が必要だと強く思います。
『もやいこ食堂』
住所:碧南市浅間町4-3 「西光寺」
実施:毎月2回 月曜日 15:00~17:00
※事前申し込み 1世帯200円
※連絡・問い合わせはポスターのLINE(QRコード)からどうぞ
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