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【京都市西京区】幻想の竹あかりオブジェの中で響く琴の調べ 西山三山で初のビッグイベントが始まる!

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

徳川5代将軍綱吉の生母桂昌院がまだ京都西陣の八百屋の娘(諸説あり)お玉だったころに崇敬したとされることから玉の輿伝承の寺としても知られる、西山三山の一つの善峯寺境内が2024年10月4日、史上初めての夜間ライトアップと幻想の竹あかりで照らされました。

西山三山(善峯寺、光明寺、柳谷観音 楊谷寺)及び大歳神社で文化庁連携プラットフォームの主催による日本の伝統文化と現代アートを融合させた新たな文化体験イベント「京都西山竹あかり~幻想夜2024~」という西山山麓でかつてない規模のビッグイベントが2024年10月6日から12月8日まで開催されます。

それに先立ち、10月4日、メディアや関係者向けの内覧会が善峯寺で行われました。山門に至る階段から観音堂や多宝塔などが放置竹林を利用した竹あかりのオブジェクトで飾られ、遊龍の松や多宝塔がライトアップされて、幻想的な光アートの世界が浮かび上がりました。

境内のヒガンバナもライトアップでさらに美しく
境内のヒガンバナもライトアップでさらに美しく

この竹あかりのオブジェは、全国で「自分たちのまちは自分たちで灯す」の理念のもと、全国に竹あかりを灯してきた「竹あかり総合プロデュース集団 CHIKAKEN」の全面協力の下、西山山麓大原野の放置竹林から切り出した3mに及ぶ竹150本を使って、「京都発・竹・流域環境ネット」(吉田博次理事長)の呼びかけで集まった学生や地域住民らの手によって作られました。

この日は、本堂となる観音堂のオブジェに包まれながら琴の演奏も行われ、美しい音色を響かせていました。また文殊堂では、10月7日から片岡鶴太郎さん制作の鯉の襖絵も特別公開されました。今にも跳ねて飛び出してきそうな生き生きとした鯉が25面もの襖に描かれていました。

今後、善峯寺は、10月6日(土)~9日(水)、12日(土)~14日(月・祝)。大歳神社は10月19日(土)、20日(日)、柳谷観音は、11月9日(土:プレオープン)、16日(土)、17日(日)、22日(金)、23日(土)、24日(日)、29日(金)、30日(土)。光明寺は、11月16日(土)~12月8日(日)※ 日中開催のみに各々趣向を凝らした竹あかりイベントが開催されます。

京都市西京区役所洛西支所地域力推進室提供
京都市西京区役所洛西支所地域力推進室提供

また、善峯寺、大歳神社、柳谷観音 楊谷寺は、愛犬と一緒に参拝できる寺社です。善峯寺では、京都市内を一望できる圧巻の夜景も見ることが出来ます。

かつてないこの機会に出かけてみられてはいかがでしょうか!

善峯寺(外部リンク)京都市西京区大原野小塩町1372 075-331-0020

京都市西京区役所洛西支所地域力推進室総務・防災担当(担当:永田・池島)(外部リンク)075-332-9185 

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。京都西山郷土史研究家。FMおとくに86.2Radio BoozeK 「京都西山サイコー」パーソナリティー。四国から大阪の元地方紙記者。京都の観光ガイドをしながら京都時空観光案内2025(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全23巻や「やさぐれ坊主京を創る・前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)、「桂女恋唄・京都西山山麓西岡36人衆の物語」をはじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。竹の街京都から発信します。

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