小田急線沿いで「たまには油がたくさん乗ったラーメンを食べたい」「家系ラーメンのような豚骨スープが良い」という方に『ラーメン駿士』がおすすめです。

ラーメン駿士は創業36年の老舗ラーメン店です。創業当初から近隣の大学生に愛され続け、コアなファンができるほど。なんといっても最大の特徴は油の量で、豊富なコラーゲンが強みの健康ラーメンです。

今回はこってりやどろどろを超えた『ギットギト』なラーメンをご紹介します。

場所は小田急線生田駅から徒歩3分。 明治大学の通学路にあります。
専用の駐車場がありませんので、電車で来るか近くのパーキングに止めましょう。

いざ、入店。
店内は昼間でも薄暗く、暖色系のライトで照らされた温かい雰囲気でした。
入るなり長時間煮込んだ豚骨の香りで食欲を掻き立てられます。

カウンター席は無く、テーブル席が4つあります。

ご主人「メニューは壁に貼ってある写真をみてください」
大学の通学路に位置するだけあって、メニューが多くお値段もリーズナブルです。

ラーメンだけでなくお酒やおつまみも充実しており、飲み会としても利用できます。

上記の他にも豊富な品揃えです。

実食

こちらが今回注文したギットギトらーめんです。

・ギットギトらーめん（並）
価格：700円　225g

一般的なラーメンの量は180g前後ですので、ボリューミーなことが分かります。
トッピングはチャーシュー1枚　海苔2枚、味玉半分、ネギ少量の基本的なラインナップです。

最大の特徴は油の量です。

一口飲んでみると、豚骨100%のまろやかな口当たりです。

大抵は動物系100%スープというのは独特な臭みを感じるものですが、このスープはまったく感じません。あっさりしていて何杯でも飲めちゃいます。

箸で海苔をスープに浸したいのですが、油の層が厚くてうまく行きません。
それほど油たっぷりです。

うまい…美味すぎる…
硬めな茹で上がりの太麺は歯応えバッチリです。
適度な粘度のスープを麺でからめて一気に啜ります。

濃厚豚骨スープの味付けは少しだけ濃いめ、しかし太麺との相性が抜群で箸が止まりません。

ラーメンの器は広い杯型で底が浅く、熱い麺も冷やしやすくなっていて食べやすいです。

味が中心までしっかり染みているチャーシュー。
脂身が少なめの肉肉しいさっぱりとした味でした。

白身がプルプルな味付け卵です。
黄身にスープがふんだんに染み込んだ究極の卵でした。

油が多く濃厚なスープだったのにも関わらず、食後感はさっぱりしていて
重めのラーメン特有の胃もたれ感はまったく感じませんでした。

過去、油の確保が大変で2年間ほど発売停止期間があった待望のラーメンです。

創業当初に大学生から「もっと油たっぷりのラーメンを食べたい」と言われたことから誕生しました。ちなみに客層の8割は大学生とのこと。

ご主人「最近は正統派ラーメンばっかり…たまにはここみたいな不良なラーメンがねぇと…」

ぜひ皆さんも『ギットギト』な不良ラーメンを体験しにいきましょう。

ラーメン駿士（はやと）