WF-1000XM4のノイキャン力 VS 三大家庭騒音!家事中の実力をチェックしてみた!
「このイヤホン最強すぎる!」とあちらこちらで話題になっているSONYの最新ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」
SONYストアで事前予約していたイヤホンが我が家にも無事に発売日夕方頃に届きました!
音質はもちろん、特にノイズキャンセリング力が凄まじいという事前情報を何度も目にしていたので、雑踏の環境騒音をどれくらい消せるか試すべく、早速お外に出ました。
すると・・・
田舎すぎてまさかのノイズがないっ!!
のどか過ぎてそもそも環境騒音など皆無でした。
毎日お外がデフォルトでノイズキャンセリング状態です。
というわけで気を取り直して、家庭内にてWF-1000XM4のノイズキャンセリング力を検証することに。
都会・田舎問わず家庭内で発生しがちな換気扇・ドライヤー・掃除機という三大家庭騒音をどれくらいノイズキャンセリングできるのか、検証してみました!
WF-1000XM4のノイズキャンセリング性能を検証
電車内の走行音とか、雑踏で車が行き交う交通音、飛行機内の音なんかにノイズキャンセリングは最適な機能だと思いますが・・・
田舎暮らしではない僕にとって、都会では一般的な電車等の公共交通機関による通勤・通学生活とは無縁の生活。
そこで、家庭内でよく起こる騒音に対して、WF-1000XM4のノイズキャンセリング性能がどのように効くのか、検証してみました。
検証内容は以下のとおり。
- ①換気扇、②ドライヤー、③掃除機へのノイズキャンセリング検証
- 騒音を大きくするため、各機器の運転状態は最大出力
- 音楽再生はせず無音状態でのノイズキャンセリング性能を検証
- 各騒音に対してどれくらい騒音が軽減されるか体感的割合(騒音レベル)で記録
- 参考としてAirPods Proでも同時検証。同時に体感的割合(騒音レベル)を記録
こんなざっくりした検証です!
決して何dBが何dBに減少したというような明確な数値測定したわけではなく、本当に個人による超体感的数値なので、あくまで参考程度にしていただけたらと思います。
ノイキャン性能検証①、換気扇 VS WF-1000XM4
我が家はリビングとキッチンが繋がっている空間なので、料理中はニオイがこもりがち。
頑張って料理臭を排出するためにも、換気扇は常に「強」運転なので、なかなかの騒音を発しています。
このノイズな家庭内騒音をWF-1000XM4を使って消音化してみます。
結果は以下のとおり。
【換気扇 VS WF-1000XM4】
・WF-1000XM4
ノイズキャンセリング前→騒音レベル80(と仮定)
ノイズキャンセリング後→騒音レベル20
・AirPod Pro
ノイズキャンセリング前→騒音レベル80(と仮定)
ノイズキャンセリング後→騒音レベル40
※騒音レベルは筆者個人の感覚を便宜的に数値化したもの
何もしない状態だと、奥で付けているテレビ音声は相当音量を上げないと明確に聞き取れないレベル。
ゴォーとなり響く換気扇の音は、WF-1000XMのノイズキャンセリングをONにすると、すぅーっと音が消えて・・・
と言いたいところですが、少量の風吸い音は残って聞こえます。
もとの状態の騒音レベルを80と仮定するなら20くらいまで軽減したイメージ。約4分の1ですね。
換気扇騒音を大きく軽減してくれました。
完全に音が消えたというわけではないですが、相当音が絞られています。
ちなみに同時検証したAirPods Proでは半分程度の50くらいなので、WF-1000XM4のノイズキャンセリング力の方が遙かに優れています。
ノイキャン性能検証②、ドライヤー VS WF-1000XM4
続いてはドライヤーです。これも強風運転してると中々うるさいですよね。
子どもがDVDなんか見てるときに横でドライヤーかけると、「うるさいー聞こえないー」って文句言われちゃうやつです。
WF-1000XM4のノイズキャンセリングはどれくらい消音できるのか!?
【ドライヤー VS WF-1000XM4】
・WF-1000XM4
ノイズキャンセリング前→騒音レベル100(と仮定)
ノイズキャンセリング後→騒音レベル30
・AirPod Pro
ノイズキャンセリング前→騒音レベル100(と仮定)
ノイズキャンセリング後→騒音レベル50
※騒音レベルは筆者個人の感覚を便宜的に数値化したもの
洗面スペースでブワーンという轟音をあげているドライヤー。
短時間で使い終わるものですが、かなりうるさいですよね。
元の騒音状態は換気扇の時の80よりもさらにうるさい100としました。
WF-1000XM4のノイズキャンセリングによって、体感的に30くらいまで軽減されました。
装着した状態で、あードライヤーが小っさく鳴ってるなぁと思い、そのままイヤホンを外すと、ドライヤーの音がダイレクトにめちゃくちゃ入ってくるのでビックリします。
急にテレビの電源付けたら謎に爆音で音声が鳴る、たまに起こるアノ現象に似ています。
これも完全なる消音化ではないですが、ここまで消音できるノイズキャンセリング性能はハッキリ言って凄い。ハンパないです。
ノイキャン性能検証③、掃除機 VS WF-1000XM4
3つめの検証は掃除機です。
コードレスタイプの掃除機なのですが、パワフル運転モードにすると相当な運転を張り上げます。(もちろん、音の大きさに比例して吸引能力も凄いです)
子ども達が遊んでいる側でこの掃除機をかけるとかなり真剣に煙たがられます。
果たしてWF-1000XM4のノイズキャンセリングによる消音化の威力は!?
【掃除機 VS WF-1000XM4】
・WF-1000XM4
ノイズキャンセリング前→騒音レベル150(と仮定)
ノイズキャンセリング後→騒音レベル30
・AirPod Pro
ノイズキャンセリング前→騒音レベル150(と仮定)
ノイズキャンセリング後→騒音レベル70
※騒音レベルは筆者個人の感覚を便宜的に数値化したもの
掃除機の運転音は強力な風吸込音を発する低周波数な音をベースに、モーターが回るキーンという高い周波数の音まで、さまざまな周波数帯の嫌な音が混ざった運転音です。
個人的にはパワフル運転モードの掃除機が一番家庭内で騒音としてうるさいと認定しています。それほどノイズ。
よって、元の騒音状態は3つの検証の中でも最大となる150としました。
これがWF-1000XM4によるノイズキャンセリングにより、騒音レベル30くらいまで減少しました。
多少掃除機の運転音が奥の方で聞こえているなという感覚程度で、これほどまでに減衰できるWF-1000XM4のノイズキャンセリング力には脱帽レベル。圧巻です。
比較したAirPods Proのノイズキャンセリング結果が70程度までの減少なので、やはりWF-1000XM4のノイズキャンセリングの方が圧倒的に優れていると感じられました。
まとめ:音楽再生するベースをノイズキャンセリングでしっかり整地してくれるWF-1000XM4
今回は、家庭内騒音に対するノイズキャンセリング性能の検証ということで、音楽再生なし・音質評価なし・場面的にも非実用的といった条件下だったものの、無音環境でのノイズキャンセリング力がどれほどのものか、WF-1000XM4の真髄をしっかりと感じることができました。
ノイズキャンセリング機能が無いワイヤレスイヤホンだと、外部環境音を打ち消すためにムダに音量を上げないと音楽に没入できない場面があります。
WF-1000XM4の強力なノイズキャンセリング性能は、純粋に音楽を楽しむためのベース環境をしっかりと整えてくれる力を持っています。
きっと、公共交通機関を利用する場面では重宝するほどのノイズキャンセリング力を発揮してくれるに違いありません!
「ピュアに音楽を楽しみたい」という没入感を得たいユーザーにピッタリなワイヤレスイヤホンです。
【関連情報】
製品情報:SONY ワイヤレスイヤホン WF-1000XM4(PayPayモール)
著者情報:ニノ | Apple製品/ガジェット/キャンプが大好物な2児の父。「人生を楽しむ『モノ・コト』メディア」をコンセプトにした「FatherLog」(個人ブログ)を運営