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【加古川市】市内唯一の酒蔵!岡田本家直売所で限定販売の「五蔵一田 盛典ver.」を買って飲んでみた!

かこがわノートの人地域情報メディアライター(加古川市)

加古川市の野口町良野にある市内唯一の酒蔵「岡田本家」に行ってきました。

岡田本家も参加するのが、兵庫県内5つの酒蔵が集まり結成された日本酒蔵集団「HYO5KURA」(ひょうごくら)です。

参加するのは、以下の5つの酒蔵。

  • 「播州一献」の山陽盃酒造(宍粟市)
  • 「純青」の富久錦(加西市)
  • 「盛典」の岡田本家(加古川市)
  • 「来楽」の茨木酒造(明石市)
  • 「仙介」の泉酒造(神戸市東灘区)

2022年春、それぞれの酒蔵が作った純米吟醸生「五蔵一田」(ごくらいちでん)が発売されたと知り、お話を伺ってきました!

「五蔵一田」は同じ田んぼで作った山田錦から5つの酒蔵が日本酒を造ってみるという面白い企画!

五蔵一田は、その名のとおり一つの田んぼで5蔵がともに田植えをして作った山田錦を原料にしています。同じ酒米を使って酒造りをするのは非常にめずらしい試みです。

また精米については、新しい技術「真吟精米」(しんぎんせいまい)を使っています。

従来の米粒が丸くなる精米と違い、米粒の形を活かしたまま扁平に精米します。扁平精米とも言います。

真吟精米の精米歩合60%で、通常の精米歩合40%(大吟醸)と同じくらいのクオリティになるそうです。

「同じお米、同じ精米でも、酒造りのプロセスや酵母、水、アルコール度数、どういうお酒にしようという方向性が違うため、5つの酒蔵それぞれの個性が出た」と岡田さん。

岡田本家では「大吟醸を造るのと同じようにしたら、盛典の純米大吟醸の精米歩合38%にどれくらい近づけるのかやってみよう」と今回の五蔵一田で試したそうです。

聞いていたとおり雑味のない仕上がりで、お米の旨みの残り方が大吟醸とは違う味わいに仕上がったと仰っていました。

雑味のないスッキリした飲み口とやわらかな風味が広がるお酒

岡田本家の直売所で五蔵一田 盛典ver.の720ml瓶が購入可能です(数量限定販売のため売り切れの場合もあります)。

生原酒のため冷蔵保管が必要です。

よく冷やしていただきました!

口にした第一印象は、スッキリした飲み口でとても飲みやすく感じました。ふわっとやわらかな風味が広がります。

雑味がないとはこういうことか!と一瞬で理解できました。

また無濾過生原酒の特徴であるほんの少しの酸味が舌の上で踊り、愉しい飲み心地を作っています。以前に飲んだ「盛典 県農 純米吟醸生原酒」とは違った味わいでした。

スッキリと言ってもいわゆる辛口のようなキツさはなく、丸みを感じる1本でした!

※飲酒は二十歳になってから。

五蔵一田は10の酒販店と5つの蔵の直売所での販売と飲食店での提供

五蔵一田はHYO5KURAの5つの蔵の直売所でそれぞれのブランドの1本が購入できます。直売所めぐりをして1本ずつ揃えるのも楽しそうですね!

また、10の酒販店でも購入可能です。※数量限定のため、売り切れ次第販売終了

飲食店でもメニューとして提供され、加古川市内では加古川町木村の味季料理りんどうで、5つとも取り扱いがあります。少しずつ味の違いを愉しめる飲み比べセットもあります。いずれも数量限定です。

めずらしい作り方の五蔵一田、ぜひ一度、口にしてみてください! 秋には火入れしての販売も予定されています。

【店舗情報】
岡田本家 直売所
兵庫県加古川市野口町良野1021
電話:079-426-7288
営業時間:平日10~18時 土日祝10時~17時
定休日:月曜日(4~10月は第2・第4日曜日もお休み)

地域情報メディアライター(加古川市)

兵庫県加古川市を中心にグルメ・イベント・ご当地ニュース・開店/閉店情報・お出かけ情報を発信する地域情報メディア「かこがわノート」(https://kakogawa-note.com/)を運営。生まれは徳島県。結婚を機に加古川に来て10年以上が経ちました。まだまだ発見ばかりの日々。3児の父として、子育て世代の視点も大切に。加古川で暮らすのが楽しくなる情報をお届けします。

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