副市長より高い月給100万円、天草市が中小企業相談所長を公募中
いやー、すごい求人が出ていますよ。熊本県天草市が、中小企業相談所の立上げを行う所長を公募しているんですが、なななんと、毎月の給与が100万円。これ、天草市の副市長さんよりも高いんですって!!
人口8万人ちょっとの天草市にとって、国からの補助金などに頼らずに市の単独予算で約4000万円を計上して、来年度より中小企業や創業を支援する「天草市起業創業・中小企業支援センター長」を開設するっていうんですね。
ちなみに、これ小論文が事前選考のお題とのこと。「私が考える産業支援とまちおこしとは」ってテーマで1,200文字以内で書きつつ、応募様式とともに出すと、書類審査をへて面接審査で決まる、ってことのようです。ふーむ、すごい。
地域活性化に、中小企業支援や創業支援が大事だってことがかなり言われてきて久しいのですが、富士市産業支援センター・f-Bizや、秋元がセンター長を拝命している岡崎ビジネスサポートセンター・OKa-Bizのような、売上アップをサポートする取り組みが、かなり注目されていますね。
結局、地域活性を考える上で地場産業の振興はなによりも外せないわけです。
【衝撃の一人当たり県民所得】岐阜は愛知の77%、沖縄は東京の39.8%。http://akimotoshoji.blog.jp/archives/51423167.html
今年6月から始まった、各県に1つずつ設置された「中小企業よろず支援拠点」も、f-Bizをモデルにして売上アップの支援を行う拠点。ただ、やはり各県に1つではなくて、うちのまちにもほしい、ってニーズが今回の天草市の設置につながっているわけですね。
これまで中小企業支援の補助・助成は整備されてきたし、商工会議所・商工会はじめ公的な中小企業相談所はずいぶんと整えられてきたわけですが、結局はそれを「担う人」次第ってことで、良い人材を確保すること自体が何より大事。この公募からも、そうした問題意識がみてとれますね。
ご関心在る方、ぜひ手を挙げてみては?
ではでは。