元住吉のオズ通り、恒例フェスの代わりに「みんなの食堂」 商店街の粋を極めた弁当を300食配布
とっても温かく、文化的な元住吉
昨日は、1日久々の「アマビエちゃん」になり、元住吉の平和公園で「街ナカアート」のMCをさせていただきました。
MCブースに、この記事の読者の方が「いつも読んでます」って会いにきてくれたりして、改めてローカルなメディアの素晴らしさをかみしめた1日でもありました。いつも読んでくださる皆様、本当にありがとうございます。
元住吉に欧州スタイルの素敵な音楽堂と公園があり、地元の人たちの気持ちが温かいことを肌身に感じることができました。
その元住吉で、本日素敵な取り組みがあったのでご紹介させていただきます!
「オズみんなの食堂」
元住吉のブレーメン商店街は、この記事でも何度も紹介させていただいている、川崎屈指のお祭りエリア。いつ下車しても「今日は何のお祭り?」と言いたくなるほどの賑わいです。
その、駅を挟んで反対側にあるのが「オズ通り」。
個性的な個人商店が多く集まって形成され、若手から中堅といえる世代ががんばって商店街を盛り上げているところです。
こちらにある木月キッチンさんの子ども食堂の取り組みについては、以前にクリエイターズの記事でも扱わせていただきました。
今回は、この木月キッチンさんの取り組みが商店街全体に広がり、「オズみんなの食堂」という取り組みが行われました。お弁当の無料配布なのですが、その対象者は「子ども、一人暮らしの大学生、年配者、医療従事者」ということです。
商店街の力を集結してお弁当を作る!
今回は、商店街のいろいろなお店からおかずを買い取る形で、飲食店支援の意味も込めてお弁当を作って配布すると言うことで、商店街関係のみなさまは前日から準備に大変忙しくされていた模様です。
今回参加している飲食店は、
- Vertu 375
- 牡蠣とワインと魚と肉と、元住吉にて
- 惣菜 鮒忠(ふなちゅう)
- ワインと炭火焼harao
- 炭火焼鳥わいわい 元住吉オズ通り店
- 串かつでんがな 元住吉店
- 野方ホープ 川崎元住吉店
- 横浜ラーメン てっぺん家
- 元祖ニュータンタン麺本舗 元住吉店
- 木月キッチン
- 和氣和氣(わけわけ)
これだけの飲食店のおかずがいっぺんに入ってるの!?
と最初はドキドキしたのですが、さすがに全部いれることはできないようで、受け取る時間によっておかずの種類が少しずつ違ったようです。
さまざまな人が関わる「子ども食堂」
オズみんなの食堂の特徴は、とにかく規模が大きい。
お笑い芸人さんや、ご当地アイドル、慶應大学の学生さんまで集まって、みんなで子ども食堂を盛り上げているところが、さすがは元住吉の人気商店街の取り組み!と思わず感嘆してしまいました。
地元で活躍する芸人・梅ちゃんが、今回も大活躍でした。
私には、長州小力さんとアントニオ小猪木さんがお弁当を手渡してくれました。
商店街理事長の「シリウス犬猫病院」社長・岩佐さんにお話を聞くことができました。
「本日の食堂はもともとは、商店街の年に一度のお祭り『オズフェスタ』に合わせて、この木月キッチンさんがやっていた子ども食堂を発展させ、商店街全体での『オズみんなの食堂』をやろうと企画していました。コロナ禍への配慮から残念ながらフェスタは中止にしたのですが、こちらに商店街の力を集結させました」と話してくださいました。
さて、本日のお弁当をご開帳!
持って帰ったお弁当を開けてみましょう♪
ジャーン!
私が取材をはしごしていたせいで、ちょっと乱れていますが、子どものお弁当としてはバランスも量もバッチリの内容です。
左上から時計回りに、「炭火焼き鳥わいわい 元住吉オズ通り店」、「てっぺん家」「元祖ニュータンタン麺本舗 元住吉店」「牡蠣とワインと魚と肉と、元住吉にて」のおかずですね。そして、この五目ご飯はNEC提供の防災ご飯なのだそう。
「餃子うまいー!!」
「この味は、どこかで食べたことがある気がする!」と、空太郎もそれぞれのおかずがどの飲食店から提供されたのか、勝手にクイズにして当てていて、大喜びでした。
これだけの豪華な内容のお弁当が、子どもと、一人暮らしの大学生、年配者、医療従事者の方は無料です。すごいことですよね。
子ども食堂に集まる「善意」
子ども食堂には、さまざまな善意が集まっている、と毎回思います。
私は以前、子ども食堂がメディアに取り上げられたとき、それが割とネガティブなトーンで語られていることがとても不思議でした。
それを見たわたしの親戚のひとりが、子ども食堂に対して否定的な言動をしたので、それをきっかけに疎遠になってしまったこともあります。
でも、今思えば、実際に体験することなしに、子ども食堂のダイナミズムと社会にあることのメリットを語るのは無理があるように感じます。
子ども食堂は、いわば掛け値なしの善意が集まる場所なのだと思います。
子どもたちには健やかに育ってほしい、大人の事情に左右されずに、お腹いっぱい美味しいものを食べてほしい。そういう願いがある人が、善意を少しずつ、子ども食堂に持ち寄ります。
それが集まると、これだけ大きな規模の無料の食堂になるのですね。
岩佐さんは「今回を皮切りに、オズ通り商店街でも定期的にみんなの食堂を行っていきたい」とおっしゃっていました。
初めて木月キッチンの時田さんと子ども食堂のお話をした時のことを思い出します。
時田さんは「本当に必要な人のところに情報が届かないのが悩み。でも、今はとにかく誰でもが食べられるようにして、活動を続けていくことで、本当に必要な子のところに届くようになるといい」と言っていました。
あの時の時田さんの願いは、確かに今、いろいろな人に届いているのだと思います。
そして、子ども食堂は、それこそ家庭の事情などに関係なく、子どもが誰でも利用できるものになればいい。今回のように、必要としている人の範囲が広がるのもいい。
少しずつ社会はそのように動いているような気がします。 それが、政府の政策に過度に期待するのではなく、自分たちで、やれることからやろうという、民間の草の根の取り組みから始まっているというのが本当に素晴らしいですね。
「オズみんなの食堂」の次回はまだ決まっていませんが、木月キッチンの子ども食堂は、いつも通り10月11日の月曜日に開催される予定ですので、木月キッチンさんのFacebookをフォローしてお知らせをお待ちくださいね。
オズ通り商店街
公式ウェブサイト:http://www.oz-doori.com
木月キッチン
公式Facebookページ:https://www.facebook.com/kizukikodomokitchen