ワールドカップイヤーの2014年「サッカー界の重大ニュース」を振り返る
ワールドカップイヤーの2014年が間もなく終了。ディエゴ・フォルランがJリーグに参戦し、レアル・マドリーが10度目の欧州制覇を成し遂げ、ドイツがブラジルの地で4度目の世界王者に輝き、日本代表の新監督にハビエル・アギーレが就任し、ガンバ大阪が3冠を達成した2014年、サッカー界の出来事を振り返ってみる。
1月
本田圭佑、ミラン入団会見
1月8日、本田圭佑がミランの本拠地サン・シーロで入団会見。「心の中のリトル・ホンダに聞きました。『どのクラブでプレーしたいのか?』と。そうしたら『ミランでプレーしたい』と答えたんです。それが決断した理由です」とミランを選んだ理由を説明した。
セレッソ大阪、ディエゴ・フォルランの加入合意を発表
セレッソ大阪が1月28日、ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランが2014シーズン、同クラブでプレーすることで合意したと発表。フォルランは2月に来日し、会見では「おおきに」と関西弁も披露した。
2月
ルイス・アラゴネスが75歳で死去
元スペイン代表監督のルイス・アラゴネス氏が2月1日、75歳で死去。現役時代にアトレティコ・マドリードなどでプレーした同氏は引退後、指導者に転身して、古巣のアトレティコ・マドリードなどの監督を経験。2004年にスペイン代表監督に就任し、ユーロ2008ではスペイン代表を44年ぶり2回目の大会制覇に導いた。
3月
浦和レッズの『JAPANESE ONLY』問題
J1第2節、浦和レッズ対サガン鳥栖戦で、浦和側のスタンドのコンコースに『JAPANESE ONLY』と、差別的な表現として受け取られる可能性のある横断幕が掲げられた。Jリーグはこの問題に対し、浦和レッズに対する制裁内容を明らかにした。制裁内容は譴責(始末書をとり、将来を戒める)と無観客試合の開催。※3月23日に開催されたJ1第4節の浦和レッズvs清水エスパルス、Jリーグ史上初の無観客試合は1-1のドロー
本田圭佑、セリエA初ゴール
3月7日に開催された2013-14シーズンのセリエA第32節、ミランの本田圭佑がこの日のジェノア戦でセリエA初ゴールをマークした。1-0で迎えた56分、カウンターで後方からのスルーパスに反応した本田は、カバーに入った相手DFをワンタッチでかわし、そのまま前へ突進。ペナルティーエリア手前で、飛び出した相手GKよりも先にボールに触れ、滑りながら浮かせたシュートを蹴り込んだ。ゴールへ転がるボールに対してジェノアの選手も必死に追いかけたが間に合わず、リーグ戦出場12試合目で本田のセリエA初ゴールが決まった。
マンチェスター・Uがモイーズ監督を解任、ギグスが暫定監督に
マンチェスター・ユナイテッドは3月22日、デイビッド・モイーズ監督の解任を発表。その後、「ライアン・ギグスが、正式な監督が任命されるまでトップチームを指揮することになる」と声明を発表した。
ディト・ビラノバが45歳で死去
元バルセロナ監督のティト・ビラノバ氏が3月25日、長期に渡る闘病生活を経て亡くなった。45歳の若さだった。ビラノバ氏は2008年から2012年の間、ジョゼップ・グアルディオラ監督のアシスタントを務め、バルセロナの黄金期を支えた。この時期、獲得した14個のタイトルのなかには、2009年と2011年のUEFAチャンピオンズリーグ優勝も含まれている。その後、チームを引き継いだビラノバ監督はクラブ通算22回目となるリーガ制覇を果たしている。バルセロナは次のような生命を発表した。
「ティト・ビラノバ前監督が45歳でお亡くなりになったことに対し、FCバルセロナは心からの哀悼の意を示す。安らかにお眠りください。FCバルセロナの関係者、世界中のファン、そしてすべてのサッカー界、スポーツ界の人々と同様に、彼の死を嘆いているご家族にお悔やみを申し上げます」
岡崎慎司、欧州主要1部リーグでの日本人最多得点記録を更新
マインツの岡崎慎司が2013-14シーズンのブンデスリーガ第32節ニュルンベルク戦で先制点をマーク。このゴールが同シーズンでの通算14ゴール目となり、2011-12シーズンにドルトムントで香川真司が記録した13ゴールを上回り、欧州主要1部リーグでの日本人最多得点記録を塗り替えた。※岡崎はシーズン最終節で15ゴール目をマーク
5月
ブラジルW杯の日本代表メンバーが決定
アルベルト・ザッケローニ監督(当時)が5月12日、ブラジル・ワールドカップに臨む代表メンバー23名を発表。
■日本代表、ブラジル・ワールドカップ出場メンバー23名※所属は当時
▼GK
川島永嗣
西川周作
権田修一
▼DF
今野泰幸
伊野波雅彦
長友佑都
森重真人
内田篤人
吉田麻也
酒井宏樹
酒井高徳
▼MF
遠藤保仁
長谷部誠
青山敏弘
山口蛍
▼FW
大久保嘉人
岡崎慎司
本田圭佑
香川真司
清武弘嗣
柿谷曜一朗
齋藤学
大迫勇也
パク・チソンが現役引退表明
PSV所属の元韓国代表MFパク・チソンが2013-14シーズン限りでの現役引退を表明。母国で会見を開いたパク・チソンは「ひざの状態が芳しくなく、来シーズン耐えることができる状態ではないと判断し、引退を決めました」と、引退理由を説明し、韓国『SBS』のアナウンサー、キム・ミンジさんと7月に挙式を行うことも併せて発表した。
なでしこジャパン、W杯出場決定
AFC女子アジアカップ ベトナム2014のグループリーグ最終節が5月18日に行われ、なでしこジャパンがヨルダンに7−0で大勝。2勝1分けの勝ち点7となったなでしこジャパンは、グループ1位突破での準決勝進出を決めるとともに、連覇のかかる2015年の女子ワールドカップ出場権を獲得した。
アトレティコ・マドリーが18季ぶりのリーガ制覇
リーガ・エスパニョーラ最終節のバルセロナ戦を1-1のドローで終えたアトレティコ・マドリーが勝ち点を90とし、バルセロナ、レアル・マドリードの“2強”を勝ち点3差で抑え、18シーズンぶりの優勝を果たした。
マンチェスター・U、ファン・ハール新監督の就任決定
マンチェスター・ユナイテッドが2014-15シーズンからの新指揮官にルイス・ファン・ハール監督が就任することを発表した。契約期間は3年。
原口元気、ヘルタ・ベルリンへの完全移籍が決定
浦和レッズが5月25日、原口元気がドイツ・ブンデスリーガのヘルタ・ベルリン(細貝萌所属)へ完全移籍することが決まったと発表。浦和の下部組織出身の原口は、ユース在籍時の2008年にトップチームで公式戦初出場を果たすと、翌2009年にプロ契約を締結。同年、17歳でJ1初出場、初得点を記録し、2011年には日本代表でもデビューを果たした。
レアル・マドリー、10度目の欧州制覇
史上5回目の同国対決となったチャンピオンズリーグ決勝は同じ都市を本拠地とする“マドリッド・ダービー”。延長戦の末、アトレティコ・マドリーに4-1で勝利を収めたレアル・マドリーは2001-02シーズンに優勝して以来、12シーズンぶりの同大会制覇を達成。クラブの悲願であった10度目の欧州制覇を成し遂げた。この決勝でも1ゴールをマークしたレアル・マドリーのクリスティアーノ・ロナウドは通算17得点で大会得点王に。1大会の得点記録を更新した。
6月
長谷部誠、乾所属のフランクフルトへ移籍決定
乾貴士の所属するフランクフルトが6月2日、ニュルンベルクから長谷部誠を獲得したと発表。2016年6月30日までの2年契約。クラブのスポーツ・ディレクターを務めるブルーノ・ヒュブナー氏は「この数年、ブンデスリーガで実力を見せてきた、経験のある長谷部を獲得できてうれしく思っている。キャプテンとしてブラジル・ワールドカップで成功することを願っている」と声明を発表した。
ランパード、チェルシー退団を正式発表
フランク・ランパードがチェルシーからの退団を正式に認め、「最後に最も重要な存在であるチェルシーファンに感謝を伝えたい。僕はあなたたちが世界のフットボールで最も偉大なファンだと思っているんだ。彼らはここにきたときから常に僕のことを支えてくれた。それはピッチでだけでなく、個人的な問題で困難な時期を迎えていたときもだった。僕はあなたたちのサポートを決して忘れないよ。また、クラブにとって特別な時期に彼らとともに喜びの瞬間を共有できたことを誇りに思っている」とサポーターへの感謝を表現した。
ケルンが、大迫勇也の獲得を発表
ケルンが6月5日、1860ミュンヘンに所属する大迫勇也の獲得を発表。大迫は「ケルンの素晴らしいファンの目の前でプレーすることを想像すると今からワクワクします」と喜びを表現した。
小野伸二、J2札幌入団会見
小野伸二が6月9日、札幌市内で記者会見し「札幌のユニホームを着て新たな歴史をつくりたい」と抱負を述べた。Jリーグ復帰は2シーズンぶり。背番号は「44」に。
ミランがセードルフ監督を解任、後任はインザーギ
ミランが6月9日、クラレンス・セードルフ監督の解任と、後任指揮官をフィリポ・インザーギが務めることを発表。「ミランはクラレンス・セードルフ監督を解任し、2016年6月30日までフィリッポ・インザーギにファーストチームを任せることを発表します」
ブラジルW杯、日本がグループリーグ敗退
グループリーグ初戦のコートジボワール戦を1-2で落とした日本は続く2戦目のギリシャ戦をスコアレスドロー。3戦目のコロンビア戦に1-4で敗れ、グループリーグでの敗退が決まった。コロンビア戦翌日、アルベルト・ザッケローニ監督が退任を表明した。なお、前回王者スペインもグループリーグで大会を去ることに。
スアレス、イタリア戦で“噛みつき”事件
ブラジル・ワールドカップのグループリーグ、イタリア戦でウルグアイ代表のルイス・スアレスがイタリア代表DFジョルジ・キエッリーニに「噛みつき行為」を行ったとして処分。ウルグアイ代表として9試合の出場停止と4カ月間のサッカー活動禁止、約1100万円の罰金という処分に対し、キエッリーニは「重すぎる」とのコメントも残している。
7月
ブラジル代表ネイマールが腰椎骨折でW杯欠場
ブラジル・ワールドカップ準々決勝のコロンビア戦で試合終了間際にフアン・スニガからチャージを受けたネイマールが腰椎を骨折。ワールドカップの残り試合を欠場することとなった。ネイマールは涙を見せながらの会見で「神に感謝しなければならない。あと2センチずれていたら、僕は車いすで来ていた可能性がある。スニガからは(負傷した)翌日に連絡を貰った。彼に恨みはない」とコメントした。
柿谷曜一朗、バーゼルへ完全移籍
セレッソ大阪は7月7日、柿谷曜一朗がスイスのバーゼルへ完全移籍すると発表。柿谷は移籍にあたり、「僕はセレッソがめちゃくちゃ好きだし、一緒にやってきたみんなとタイトルを取りたい気持ちはありました。でも、もう一度海外でプレーできるチャンスが来て、ワールドカップで悔しい思いをした中でいっぱい考えて、FCバーゼルでチャレンジしようと決めました」との言葉を残している。
アルフレッド・ディ・ステファノが88歳で死去
レアル・マドリーの名誉会長アルフレッド・ディ・ステファノ氏が7月7日、88歳で死去した。アルゼンチン出身のディ・ステファノ氏は、1953年に加入したレアル・マドリーでリーガエスパニョーラ優勝8回、チャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)5連覇などの経歴を残し、1957、1959年にバロンドールを獲得している。
ドイツが4度目のW杯優勝、南米開催で欧州勢優勝は初
ドイツがアルゼンチンを延長戦の末に1-0で下し、24年ぶりのワールドカップ優勝を達成。南米開催の大会で欧州国が優勝するのは史上初の快挙。大会MVPにはアルゼンチンのリオネル・メッシが輝いた。同大会後、ブラジル代表のフェリペ・スコラーリ監督は辞任、ドイツ代表キャプテンのフィリップ・ラームが代表引退を表明した。
ブラジル代表、ドゥンガ監督の就任を発表
ブラジルサッカー連盟が7月22日、ドゥンガ監督の就任を発表。ドゥンガ監督は「今回のワールドカップを世界の終わりのように見る必要はない。良い部分もあったからだ。私のブラジル代表監督としての一度目の仕事は、代表チームの評価を取り戻すことだった、今回は2018年ロシアW杯に向けての準備を託されている」とコメントを残した。
ハメス・ロドリゲス、レアル・マドリー移籍
レアル・マドリーが7月22日、モナコからコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスを獲得したと発表。6年の長期契約、背番号は10番に。推定移籍金は100億円超え。
アギーレ、日本代表監督就任
日本サッカー協会がハビエル・アギーレ日本代表監督の就任を発表。8月11日の会見では、「代表監督に声をかけてもらえたことを、名誉に思っている」との言葉を残した。
ネイマール、クリスティアーノ・ロナウド来日
ワールドカップの余韻も残る中、ブラジル代表FWのネイマール、ポルトガル代表FWのクリスティアーノ・ロナウドが立て続けに来日。ともに短い滞在期間で日本のファンを魅了した。
美しい瞳の若きブラジルの“ヒーロー”、ネイマールが愛される理由
8月
クローゼ、ドイツ代表引退を表明
ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼが8月11日、ドイツサッカー連盟を通じて同代表チームからの引退を表明。クローゼはドイツ代表として137試合に出場して71得点を記録。ブラジル・ワールドカップではW杯通算得点数を16に伸ばし、元ブラジル代表FWロナウドが保持していた最多得点記録を1得点上回った。
サッカー界にも広がる「アイス・バケツ・チャレンジ」
ALS(筋萎縮性側索硬化症)を世に広め、寄付を募るための支援運動の一環として「アイス・バケツ・チャレンジ」がサッカー界でも広がった。「アイス・バケツ・チャレンジ」とは知人から使命を受けた人物が氷水を頭からかぶるか、ALS支援のために100ドルを寄付するか、もしくはその両方を行うかを選び、次のチャレンジャーを3人指名するというもの。クリスティアーノ・ロナウド、ネイマール、リオネル・メッシ、香川真司、日本では三浦知良らも参加。香川の指名を受けて氷水を被った三浦は次の挑戦者に岡田武史氏を指名した。
マンチェスター・U、ディ・マリア獲得
マンチェスター・ユナイテッドが8月26日、レアル・マドリードのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアを獲得したと発表。契約期間は5年で、移籍金はプレミアリーグ史上最高額の移籍金となる5970万ポンド(約102億9000万円)となることが併せて発表された。
デル・ピエロ、インド移籍決定
アレッサンドロ・デル・ピエロが8月28日、インド・スーパーリーグ所属のデリー・ディナモスに移籍することを自身の公式ツイッターで発表。「デリー・ディナモスの一員になり、インド・スーパーリーグの新アンバサダーとなったことを報告できることを嬉しく思う」
香川真司、3季ぶりにドルトムント復帰
ドルトムントが8月31日、マンチェスター・Uの日本代表MF香川真司を獲得したと発表。契約期間は2018年6月までの4年。香川は「クラブを去る日、僕の人生におけるドルトムントでの章は終わっていない、とインタビューで話した。僕はプレミアリーグでプレーしたいという夢をかなえたかったんだ。でも今はドルトムントのこの素晴らしいチームと特別なファンのもとに戻れて、ただただうれしいよ。家族のような存在であり、彼らが僕を忘れず、また迎え入れてくれたことを誇りに思う」と喜びを語った。
9月
ファルカオ、マンチェスター・U移籍
マンチェスター・ユナイテッドは9月1日日、モナコからコロンビア代表FWラダメル・ファルカオを獲得したことを発表。レンタルでの加入で、シーズン後の買い取りオプション付き。
アギーレジャパンの初ゴールは武藤
ハビエル・アギーレ新体制となった日本代表は初陣となった5日のウルグアイ戦に0-2で完封負け。迎えた9日のベネズエラ戦は後半途中出場の武藤嘉紀が代表初ゴールをマークし、これがアギーレ体制の日本代表初ゴールに。柴崎岳も代表初ゴールをマークしたが、結果は2−2のドロー。なお、この試合はその後、ベネズエラが直前の韓国戦でレッドカードを受けて退場処分を科され、日本戦は出場停止のはずの選手を起用したため没収試合に(公式記録は日本の3−0の勝利に訂正。武藤と柴崎の得点は公式記録として残ることに)。
香川がドルトムント復帰戦でいきなりのゴール
ブンデスリーガ第3節、復帰後初の公式戦となったこの試合でドルトムントの香川真司がチームの2点目を記録。先制点も演出するなど、3-1の勝利に貢献した。
U-16日本代表、準々決勝敗退でU-17W杯出場逃す
AFC U-16選手権タイ2014の準々決勝、U-16日本代表はU-16韓国代表と対戦し、0-2で敗北。試合の主導権を握りながら、“韓国のメッシ”と呼ばれるイ・スンウに2ゴールを許した。日本は準々決勝敗退となり、5大会ぶりにU-17W杯出場権を逃した。
U-21日本代表、痛恨のPKで韓国に敗戦、アジア大会連覇を逃す
2014年仁川アジア大会準々決勝、U-21日本代表はU-21韓国代表と対戦し、0-1で敗北。アジア大会連覇を逃した。
10月
アギーレ監督に八百長疑惑が浮上
スペインのメディアがハビエル・アギーレ日本代表監督のレアル・サラゴサ監督時代の「八百長疑惑」を報道。アギーレ監督は「私自身も記事で知った」と疑惑を否定した。
なでしこジャパン、北朝鮮に敗れアジア大会準優勝
アジア大会決勝で北朝鮮と対戦したなでしこジャパンは、1−3で北朝鮮に敗れ、アジア大会連覇を逃した
西村主審、国際舞台から退く
2010年の南アフリカ・ワールドカップ、2014年のブラジル・ワールドカップで主審を務めた西村雄一氏が国際舞台から退くことが10月9日、明らかに。日本サッカー協会が理事会で決定した2015年の国際審判員候補から外れた。なお、2015年以降も国内では主審を続ける。
アギーレジャパン、初勝利
ハビエル・アギーレ体制の日本代表が3戦目にして初白星。ジャマイカを相手にオウンゴールで奪った1-0での勝利だった。
湘南がJ2初優勝、6試合残し独走
J2第36節、既にJ1昇格を決めていた首位の湘南ベルマーレが東京ヴェルディと0−0で引き分け、6試合を残して初優勝を決めた。
アギーレジャパン、ブラジルに惨敗
ネイマールに初の1試合4ゴールを許し、ブラジルに0-4の完敗。初勝利を収めたジャマイカ戦からスタメン6人を入れ替え、フレッシュな顔触れで臨むなど、スタメン選考にも波紋を残す一戦となった。
U-19日本代表、北朝鮮にPKで敗れて4大会連続U-20W杯出場権逃す
AFC U-19選手権の準々決勝、U-19日本代表はU-19北朝鮮代表にPK戦の末、敗北。日本は4大会連続ベスト8で姿を消すこととなり、U-20ワールドカップ出場権を逃した。
奥大介氏、38歳で死去
元日本代表MFの奥大介さんが17日、交通事故のため、38歳で死去。現役時代に在籍した各クラブから追悼のメッセージが発表された。
インテルのモラッティ名誉会長が辞任
インテルの名誉会長を務めるマッシモ・モラッティ氏が10月23日、同職から退くことを発表。1995年にインテルの会長職に就任した同氏は以降の18年間、自身のポケットマネーで大物選手を数多く獲得し、クラブの発展に努め、選手やサポーターから“父”として広く慕われていた。
11月
松本山雅が悲願のJ1初昇格
J2第39節、松本山雅FCはアビスパ福岡に2-1で勝利を収め、3試合を残した状態で2位を確定させJ1昇格を決めた。
名将リッピ、監督業引退を決断
広州恒大でのリーグ4連覇を決めたマルチェロ・リッピ監督がシーズン後の退任と、監督業からの引退を宣言。リッピは2006年のドイツ・ワールドカップでイタリアを優勝に導き、チャンピオンズリーグとW杯の両方を制した史上初の監督となった
ガンバ大阪、ナビスコカップ優勝
ナビスコカップ決勝戦で、サンフレッチェ広島に3-2で勝利を収めたガンバ大阪が2007年以来、7年ぶり2度目となる同大会制覇を達成。
メッシがリーガ通算得点記録を更新
リーガ・エスパニョーラ第12節、4試合ぶりに得点を記録したメッシはリーガ通算得点を251としてテルモ・サーラ氏の持つリーガ通算最多得点記録に並ぶと、この試合2点目で新記録、さらに3点目を決め、通算得点記録を253まで伸ばし、自らの偉業を今季初のハットトリックで祝った。
ミラノ・ダービーで日本人対決実現
インテルの長友佑都はフル出場。ベンチスタートとなったミランの本田圭佑は、後半27分から途中出場。通算211回目となった伝統の一戦で、初の日本人対決が実現した。
GK山岸の決勝ヘッドで山形がPO決勝進出
J1昇格プレーオフの準決勝、モンテディオ山形がGK山岸範宏の決勝点でジュビロ磐田を下した。
12月
柳沢敦、中田浩二が現役引退
ガンバ大阪、J1制覇
ガンバ大阪が9年ぶり2度目のJ1優勝。2011年の柏レイソル以来となるJ1昇格年のリーグ制覇を達成。遠藤保仁が初のJリーグMVPを受賞。「サッカーは年齢じゃないということをこれからも証明し続けたいと思います」と語った。
ガンバ大阪が4度目の天皇杯制覇、J1昇格年に3冠達成
天皇杯決勝、ガンバ大阪が3-1でモンテディオ山形に勝利し、2009年以来で松下電器時代を含む通算4度目の天皇杯優勝を果たした。ガンバ大阪はJ1昇格年では史上初となる3冠を達成。3冠は2000年の鹿島以来の14年ぶりで2クラブ目の快挙となった。
八百長疑惑でアギーレ監督が告発
スペイン検察は12月15日、2010-11シーズンのレバンテvsレアル・サラゴサ(1-2)で八百長が行われた疑惑によって、アギーレ監督(当時のレアル・サラゴサ監督)関係者約40名をバレンシア裁判所に告発。
ティエリ・アンリが現役引退
ティエリ・アンリが現役引退を発表。アンリは「20年プレーして、現役引退することを決めた。信じられない旅だったよ。全てのファンやチームメート、そしてモナコ、ユヴェントス、アーセナル、バルセロナ、ニューヨーク・レッドブルズ、フランス代表の関係者に感謝したい。特別な時間を過ごすことができた」とコメントした。
稲本潤一、J2札幌入り
コンサドーレ札幌が元日本代表MF稲本潤一を獲得。同学年の小野伸二とともにチームのJ1昇格を目指すことに。
レアル・マドリーが世界一に
欧州王者のレアル・マドリーがクラブ・ワールドカップ決勝で南米王者のサン・ロレンソを2-0で下し、大会初制覇。セルヒオ・ラモスが大会MVPに。
アギーレ監督が緊急会見で潔白主張
八百長疑惑でスペイン検察当局から告発された日本代表のハビエル・アギーレ監督が会見。「サッカーに関わって39年だが、この39年間に汚点はまったくない。それは信じてほしい」と、あらためて潔白を主張した。その後、29日のアジアカップに向けた代表合宿で選手にも直接、潔白を伝えた。
2015年はサッカー界にとってどんな1年になるのか。期待を込めながら、新年の訪れを待ちたい。