【北本市】新しくもどこか懐かしい、まちの本屋さん「小声書房」。素敵なイベントのお知らせも♪
北本市中央、北本駅から徒歩5分ほど。北本市役所からも程近い場所にある「小声書房」。
ほっこり愛らしい看板が目印の本屋さんです。
ネット書店や、電子書籍の普及で、全国的に個人書店が減少傾向にある中、2022年4月にこちらで実店舗をオープンしたそうです。
暖かみのある木製の本棚が並び、明るい店内です。筆者も最近は本屋さんの実店舗に赴くことが減り、久しぶりに感じる、本の香りやカラフルに並ぶ本の背表紙に、なんだか懐かしい気持ちに浸ってしまいます。「本屋さん」の懐かしさもありつつ、店内のおしゃれさには、新しさを感じます。
こちらは子ども向けのゾーン。幼少期に触れた馴染みの絵本に再会したり、初めて見るようなものまで、バラエティに富んでいます。
小声書房が目指すは「”まち”の書店屋さん」です。この地域に長く根付くため、足を運びやすいよう、新刊を中心にしているそう。店内が本のセレクトショップ化してしまうとどうしても入りづらさが出てきてしまうので、それを避けるために手に取りやすい新刊を店頭に置いていらっしゃるそうです。
新刊がメインですが、古本の棚もありました。そのほかにもZINEやリトルプレスも取り扱っています。広い書店だと、しっかりジャンルごとに本棚が分かれていて、自分の馴染みがある分野以外の本は、積極的に探しに行かないと出会うことは難しいですよね。小声書房さんは、この規模感だからこそ、手を伸ばせば、すぐそこに知らなかったジャンルの本が並んでいます。目に入りやすく、出会いやすいんです。
またこのシステムをご存知でしょうか? 「ブクブク荘」、シェア型書店の仕組みです。シェア型書店は、棚を借りた方(棚主)が好きな本を好きな値段で販売スペースなんだそう。自宅の古本を販売したり、作家さんが実際執筆された作品を置かれていることも。小さな本屋さんを始められるというわけです。本の説明がついていたり、ちょっとした飾りがあったりと、それぞれ個性のある小さな本屋さんが並んでいました。それぞれ棚に垣間見える異なる趣味嗜好。見てるだけで楽しいですよ!
小声書房さんでは、色々なイベントも開催しています。土曜日には、市内の農家さん新鮮野菜が店内に並びます。市内のスイーツショップのプリンと共に読書会、本の感想を語り合う会、怪談。店内で劇団による演劇が行われたこともあるそうですよ!
9月の展示イベント【北本で見た風景】
そんな小声書房さんでは、2024年9月現在、イラストレーター竹本侑樹さんの展示が行われています。
竹本さんの作品は、マーカーで描かれているのが特徴。とても綺麗で可愛い色味の作品です。この展示のために、北本市に通い、市内の風景を描きました。馴染みのあの風景も作品になって展示されているかもしれませんよ! 原画を見ることができたり、グッズも購入できます。 ほぼマーカーの線だけ。よく見ると、色も、線も交わっていないんですよね。こういった絵に詳しくない筆者なので「カラフルでなんだかかわいい」が先行してしまいましたが、時間をかけて見ると、線しかない、曲線すらほぼないことに驚き、どうやって描いているのだろう、気になってしまいました。ぜひ実際の作品を見に行ってみてくださいね。
イラストレーター竹本侑樹さんの展示
【北本で見た風景】
2024年 9月7日〜30日
毎週土曜12:00-16:00作家在店予定
2024年9月24日 11:30~14:00頃、竹本さんのライブペイント予定
実際にイラストを描いてる様子を見れるそうです!
イベントなど、ご縁があった、アーティストさん、作家さんなどはこちらのボードにサインを残してくださるそう。ボードがサインで少しずついっぱいになるのを、見守っていきたいですね。
小声書房の店名の由来は「小さい声を届けていきたい」という志からだそうです。お客様の声(要望)を聞いてまだまだ成長中の書店です。
イベントごとなどの情報はSNS で発信されています。店主さんは、「小声」でいろいろなことを教えてくださいました! とても入りやすい書店ですし、うっかりすると買いたい本が次から次に見つかるかも!? 「小声書房」ぜひ、足を運んでみてくださいね!