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【名古屋市】注目の観光商業施設「あつたnagAya」周辺の今をレポート

羽矢旬良ライター(名古屋市)
大津通に架かる神宮前歩道橋から望む「あつたnagAya」

オープン前から様々なメディアに取り上げられるなど、注目を集めていた観光商業施設「あつたnagAya」
オープンから10日ほどたった今の様子を見に行ってきました。祝日のお昼頃に伺ったため、おそらくこの日一番の人出だったのでのではないでしょうか。休日の"混み感"を感じていただけるかもしれません。
車で立ち寄ったのですが、近隣の駐車場はすべて満車だったため、少し北に離れたコインパーキングに停めて神宮前商店街を歩いて南下。こちらの商店街は久しぶりに訪れるので、新しいお店がオープンしていないか少し期待していたのですが、残念ながら新たなお店は発見できず、祝日というのに営業しているお店は数えるほどしかありませんでした。

商店街を抜けると「あつたnagAya」が見えてきました。施設周辺にはたくさんの人の姿が見えます。賑(にぎ)わっていますね。

大津通「神宮前北」交差点近くからの風景
大津通「神宮前北」交差点近くからの風景

北側の施設入り口には、施設名とフロアマップが掲示されています。

施設北側の玄関口
施設北側の玄関口

まだオープンしていないお店もありました。中央の広場の北東に位置する「壱の戸」は1店舗、南西の「肆(し)の戸」は2店舗、11月から12月にかけて新たにオープンするようです。「参の戸」にはキッチンカーも来るようですが、この日はわらび餅のワゴン店が1店舗営業しているのみでした。

玄関口のインフォメーションボード
玄関口のインフォメーションボード

醤油味の泳がせマヨネーズたこ焼きが有名な「さく蛸」さんは西側歩道まで順番待ちの列ができています。

施設西側の歩道から見た「弐の戸」
施設西側の歩道から見た「弐の戸」

中央の広場の方から見ると、どのお店も順番待ちの列ができていました。ある程度待ち時間は覚悟しないといけませんが、個人的には「『激』がつくほど混んではいないかな」といった印象です。広場には座って食べることができるよう切り株状の腰掛がいくつもあります。もう少し涼しくなったころに座って食べたら気持ちよさそう。
せっかく来たのですが、この日は蒸し暑く、待ちの行列には加わる気分ではなかったので、ここは早々に撤収することにしました。

御田跨線橋から望む南北にのびる施設中央の広場
御田跨線橋から望む南北にのびる施設中央の広場

熱田神宮にお参りした後、老舗の「きよめ餅」さんの喫茶室の方へ立ち寄りました。

「きよめぱん」をお土産に購入。ランチも安くておいしそう。

「きよめ餅総本家」さんは、昔、配給用のパンを製造していたことがあるそうで、当時はコッペパンみたいなものだったようですが、その流れを受け継いでいる「きよめぱん」は、それとはまったく違い、餅粉を使ったもちもちの食感がおいしい和菓子です。

中には甘く滑らかな粒あんがたっぷり。あんぱんのようなお饅頭のような、不思議な食感で、なかなか美味しいですよ。小ぶりなのでおやつにちょうど良く、手土産にしても喜ばれそうです。

最近、名古屋市内では「あつたnagAya」のように、大手企業などが手がける商業施設が次々に生まれていますが、偶然でしょうか、それらの近くには昔から営む商店街が存在しています。
個人的に、商店街がかもし出す雑多な雰囲気も好きなので、こうした施設ができることを機に、近隣の商店にも新たな灯がともることを期待したいところです。

ライター(名古屋市)

名古屋生まれの名古屋育ち、現在は近郊在住。ライトなものからディープなものまで、名古屋のリアルを主観を添えてお伝えします。

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