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マリンピア神戸に体験空間が!地元に寄り添う「マリンピアラボ」とは?【兵庫県神戸市】

Hinata J.Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

今月の26日にいよいよグランドオープンを迎えるマリンピア神戸。その日を目前にして、ある場所を取材してきました。

この日は記者内覧会ということで、メディアがマリンピアに大集結。そんな中、私が向かうのはシャトルバスの停留所のエントランスから入ってすぐの「マリンピアラボ」です。

可愛い色使いのお部屋に円形に並べられた、カラフルなテーブルと人工芝生。ここは何なのかというとワークショップやセミナー、展示会、様々な体験ができるスペースなんです。

「マリンピアラボ」と呼ばれるこのスペースは、マリンピアに来たお客さんが参加できるようにと用意された空間。日によってその内容が変わり、前予約制のものもあるのですが、飛び入り参加が可能なものもあります。日々の内容はホームページから確認できるそう。

そんな体験スペースを作っているのは、実は地元の人たち。ラボではマリンピアが一旦クローズするまでの日々も、多くの皆さんが試行錯誤しながら楽しんで発信していました。そして今回、満を持しての再オープンです。

マリンピアに関わって24年という中塚さんは、マリンピアラボの運営を任されています。

「マリンピアラボは2019年から開始しました。ラボは自分がやりたいことに挑戦できる所。発信して、出会って、成長できる場所なんです。もちろんそこで仲間を作ったりも」

地元の人達がここで行なう内容はバラエティーに富んでいます。絵画や文字のワークショップから、ベビーマッサージ、占い、苔玉作りや防災遊びまで。

子供たちと遊びながら「7ヶ国語で話そう」という言葉のワークショップや、東洋医学の講座や足ツボ、舌診の体験なども。これから様々なものが徐々に組み込まれていくということで、楽しみですね。

「物を売るだけが商業施設じゃあないよねって。あと、地元の人たちのことを考える場所が欲しいという話からラボが始まったんです。単に物を売る場所ではなく、もっと人が生き返る場所、繋がれる場所がないと面白くないから」そう中塚さんは話します。

「繋がるって凄い難しい、だけどここに参加する人たちは自分が中心となって動いて欲しいんです。そして仲間を増やしていって、何かが始まるスタートの場所になれば」

こういう場があったが為に、救われる人もいるかも知れない。地域の人が来れるショッピングセンターという生活の範囲内に、自分の居場所を見つけることができるかもと考える中塚さん。

「ショッピングセンターには人が集まってくる。これだけ人がいると、そこで何かと繋がるチャンスもある。そのきっかけ作りができるのがラボという存在です」

ショッピングに出かけて何気なく覗いてみた場所でワークショップがあり、少し興味がわいたから参加してみたら楽しくて、知らない人同士で話ができたり、通い始めて次第に友達が増えてきて…そんな素敵なきっかけ。

「今ここでそういったことが実際に行われています。ラボという小さなスペースで個人がやっていたことが、繋がりが持てたことで、他の大きな会場を使ってみんなでひとつのイベントを作ったり。それは1,500人の来場者が来る程のイベントになりました」

マリンピアが以前のスタイルからリニューアルして、買い物をする利便性が良くなったことでもっと幅広く色んな人達が来るようになる。だからこそラボは地域の人たちの為のスペースでありたいと思うと中塚さんは話します。

マリンピアラボのテーマは「交わろう、つながろう、生み出そう」です。街のコミュニティーになることを目指しているマリンピアラボ。もっと学生さんや社会人、男性にも関わってきてもらえたらと、ラボのビジョンは更に先の未来を見据えています。

さて、いよいよ26日にリニューアルオープンするマリンピア神戸。ショッピングに行った際には、今日はラボで何をやっているかな?と覗いてみてはいかがでしょうか。行けば誰かと、そして何か面白いものと繋がれるかも知れませんよ。

マリンピアラボHP (外部リンク)

場所:兵庫県神戸市垂水区海岸通12-2
三井アウトレットパークマリンピア神戸
【バスエントランス】入口入ってすぐ
※JR神戸線「垂水駅」・山陽電車「山陽垂水駅」より徒歩約9分

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旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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