ボールペンが書けなくなる理由とその対処法
文房具ブロガーの猪口フミヒロです。
近所にある行きつけの理髪店に行ったら、周年記念だったらしくお店のロゴマークが入ったボールペンをいただきました。
普通に書きやすい良いボールペンです。こういう昭和っぽい習慣がまだ残っているのが嬉しいです。今風のお店なんですけどね。
この便利なボールペンなんですが、いざという時に書けないとストレスですよね。今日は書けなくなる理由とその対処を紹介します。
書けなくなる理由です
とっても便利で機能的な筆記具であるボールペンにも弱点はあります。そこを理解して使ってあげるとトラブルがなくなります。
- 空気の呑み込み
- 先端チップ部分の損傷
- 紙繊維の詰まり
- インキの変質
書けなくなる理由としては、大きくこの4点が挙げられます。この理由と対処について説明していきましょう。
空気の呑み込み
これは主に上向筆記によって引き起こされます。インキが重力によって後ろに引っ張られてペン先から空気が入ってしまうのです。
この対策として加圧式のボールペンが開発されたのでしょうけれど、水平よりも上向で書かないように気をつけましょう。
ボールペンが書けなくなってしまう理由の大部分がこの事象によって引き起こされます。みなさん、気をつけてくださいね。
先端チップ部分の損傷
あまり意識したことないと思いますが、ボールペンの先端部分は超がつくほどの精密部品なのです。よく考えてみればそうですよね。
ボール部分が紙に押し付けられ回転するごとにインキが流れ出てくるのですから、この精度たるや恐ろしい世界なんでしょう。
筆記終了後は必ず先端収納かキャップをしてください。そしてぶつけたり衝撃が加わらないように使ってくださいね。
紙繊維の詰まり
これは使う紙によって差があると思うのですが、使っているうちに紙繊維を巻き込んでしまうことがあります。
僕は、ピンセットで取るようにしてます。でも、放置していると紙が汚れたり、狙い以外の部分にインキが付いたりします。
対処としては、ボールペンを60度以上立てて書くことをオススメします。そして、自分とボールペンに合った紙を使いましょう。
インキの変質
インキって実は生ものなのです。製造から何年も経過したインキは変質・劣化してしますんです。保存状態にもよりますけどね。
昭和初期のインキを使ってみたことがありますが、ドロドロとしてて一体何なのかもわからない状態になっていました。
油性は製造から3年、水性は製造から2年を目安にお使いください。そして高温と直射日光は避けてくださいね。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。
(今日は株式会社パイロットコーポレーションさんの「ボールペン豆知識」を参考にしてブログを書かせていただきました)
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