須加地区・利根大堰のすぐ側に「船川遺跡」という、古墳時代から平安時代にかけての遺跡遺跡があるのを皆さんはご存知でしょうか。これまでの発掘調査で、奈良・平安時代の住居跡や土壙、中世の火葬跡や井戸跡、溝跡が発見されている遺跡なんです。

現在も第3次調査を行っている真っ最中なのですが、なんと、2024年12月22日に調査を行っている埼玉県埋蔵文化財調査事業団主催による「第四回遺跡見学会」が予定されているそうです。

この見学会は事前申込制となっており、希望者の参加受付を12月2日から13日までの期間行うそうです。調査中の遺跡を見学できるというのは貴重な体験。気になってしまいますね。

見学会のお知らせチラシによると、見学の事前申込は電話で行うようです。参加を希望している人は、チラシや埼玉県埋蔵文化財調査事業団の公式ホームページをチェックし、記載されている電話番号に電話してみて下さい。

さて、無事に申し込めたとして、ふと思ったのはあの辺のどこで発掘調査をしているのだろうかということ。12月22日の見学会は現地集合とのことですから、当日になって迷わないように下見してきました。

船川遺跡へ行くときのランドマークは利根大堰ですね。まずは県道120号線と県道59号羽生妻沼線が交わる利根大堰交差点を目指します。

利根大堰交差点から県道59号羽生妻沼線を羽生方面へ200mほど進むと「利根サイクリングコース行田センター」という標識が現れるので、左折して路地に入っていきます。

路地は自動車1台分くらいの道幅。この先に遺跡があるなんて、羽生妻沼線を車で走っていたら気づきませんよね。ほんと、下見は大事です。

路地の突き当りには利根川の堤防があり、そこになにやら工事中っぽい雰囲気の場所があるのが見えてきます。

利根川の堤防まで進むと左側に船川遺跡発掘調査事務所があります。見学会当日はここに9時45分から14時までの間に集合するそうです。

路地の右側には船川遺跡がありました。見学会ではここをじっくりと見せてもらえるんですね。楽しみです。

先着120名までということで、参加受付が始まって早々に定員に達してしまう状況が予想されます。興味がある人は12月2日になったらなるべく早く申し込むようにしてみてくださいね。

【イベント情報】

名称：平成6年度 第4回遺跡見学会

会場：船川遺跡

住所：埼玉県行田市須加4464-1

開催日時：2024年12月22日　10:00〜14:30

主催：（公財）埼玉県埋蔵文化財調査事業団

備考：要、電話による事前申込（申込期間12月2日〜13日）

※詳細については（公財）埼玉県埋蔵文化財調査事業団公式ホームページでご確認下さい。