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GWの手土産にも!バターの副産物を有効活用したスイーツブランドの「クラフトバターケーキ」

田窪綾フードライター

ある年はバター不足、またある年は生乳が余って大量廃棄……。バタースイーツは近年人気の一途をたどっていますが、一方で乳製品の需要供給に関するニュースをよく見聞きします。SNSでは解決策として「生乳が余るのならバターにすればいいのでは」との声も上がっていました。でも生乳からバターを作ると、副産物として脱脂粉乳も同時にできます。今、この脱脂粉乳の在庫が増え、保管コストを圧迫するとして問題になっています。

その脱脂粉乳を有効活用しようと動いているのが、2020年4月に誕生したクラフトバタースイーツブランド『Butters(バターズ)』。今回は商品ラインアップから、看板商品の「クラフトバターケーキ」をご紹介!試食する機会をいただきましたので、詳しくレポートします。

JALファーストクラスの茶菓にも選ばれた「クラフトバターケーキ」

特徴的なバターを求めて世界中を探し歩き、さらにバターの副産物も無駄なく使うことを掲げている『Butters』。「バターミルクケーキ」や「クラフトバターサブレ」「バターサンドイッチ」「京飴バター」など多彩な商品を展開しています。

一番人気はこちらの「クラフトバターケーキ」。2022年にはJALファーストクラスの茶菓にも選ばれています。しっかりと厚みのある深い青のパッケージに、箔押しのロゴが印象的です。

「クラフトバターケーキ」4個入り1,458円
「クラフトバターケーキ」4個入り1,458円

中身のクラフトバターケーキはコロンと丸みのある形。こちらは4個入りですが、他に10個入り(3,240円)もあります。

使っているのは、ニュージーランドで放牧され、牧草を食べて育った牛の生乳から作られる「グラスフェッドバター」。βカロテンが多く含まれており、黄色味の濃さと上品なコク、あっさりとした後味が特徴です。

2つの異なる食感の生地と、脱脂粉乳のミルクジャムを使った三層仕立て

そのバターの味わいを生かし、上層はバター香るジューシーな「フィナンシェ」、下層はザクッ、ホロッとした食感が楽しめる「ガレット・ブルトンヌ」という2つの生地が使われています。

真ん中には脱脂粉乳を使ったミルクジャムをサンド。全部で三層という贅沢な仕立てになっています。生地の真ん中には空洞が。これは焼成の間にミルクジャムが膨らんでできるためだそう。この空洞が軽い食感を生み出しています。

トップはみっちり詰まった食べごたえのある生地で、鼻から濃厚なバターの香りが抜けていきます。天面は鉄板で押さえて焼き上げており、サクッとした歯ざわりが心地いいです。ミルクジャムはあらかじめ入れてから焼いているので溶け出てくることはありませんが、脱脂粉乳を使っているからか、なんともやさしいミルキーな味わい。それでいて後味はさっぱりとしています。

オンラインショップほか、主要駅でも購入可能

ひとつでさまざまな食感や味わいが楽しめる、面白いバタースイーツ。食べることで、脱脂粉乳の余剰在庫解消にも役立てるかもしれません。

購入は『Butters』のオンラインショップほか、新宿駅改札内や日本橋三越本店、大阪髙島屋などの常設店でも。さらに渋谷や東京駅などの主要駅にも期間限定出店しています。おうちでゆったり過ごすお茶のおともにはもちろん、ゴールデンウィークの帰省土産にも喜ばれるのではないでしょうか。

『Butters』公式サイト

フードライター

調理師免許を持つフリーライター。惣菜店やレストランで8年ほど勤務経験あり。食分野を中心に、Webや雑誌で取材やインタビュー記事作成、レシピ提案などを行っています。

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