【恐妻家】妻に命じられて先生への記念品を作成した男が、ガックリと膝をついた理由とは?
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こんにちは、ニシムラマコジです。
これは息子が保育園に通っていた頃、進級を目前に控えた時のことでした。
進級すると担任の先生ともお別れ。
もちろんその後も同じ担任のまま、ということもありますが、どうなるかはわかりませんので、妻が一年お世話になったお礼に記念品を贈りたい、と言い出したんですよね。
何を贈るのかな、と思っていると…
なんと「あんたが似顔絵を描いて渡すのはどうか」とか言い出すではありませんか!
しかも「いいアイディアだ」と自賛する始末。
みなさんお気づきのように、僕は絵があまり上手ではありませんから、そんな物もらっても先生にとっては逆に迷惑なんじゃないかと思ったのですが…
妻は「これは決定事項だ」と言わんばかりの雰囲気を醸し出し、その後「よろしくー」と言ってどこかに行ってしまいました。
まいったな…。
こうなったら描くしかありません。
結構忙しい時期で、おまけに得意ではない似顔絵を描くわけですから、思った以上に大変だったのですが…
なんとか自分なりに仕上げて、妻に感想を求めました。
僕が四苦八苦していたのを知っている妻ですから、当然まずは労いの言葉がもらえるだろう。
そう思っていたのですが…
僕が似顔絵を手渡した瞬間、妻の反応は想定外のものだったのです。
「ふーん」
ウソでしょ!?
まるで全く興味がないものを見せられたかのような反応。
さすがに憤りを感じた僕は、「頑張ったんだからもっと言うことがあるだろう」と迫りました。
ところが…
「目元があんまり似てないわね」
まさかのダメ出し!!
マジかよ…。
こうして心が折れた僕は言い返す気力もなく、妻にダメ出しされた箇所を修正するため机に向かいました。
トホホ…。
まあ最終的に完成した似顔絵を先生に渡したら喜んでくれた(たぶん)ので、良かったんですけどね。
それから数年、こんな感じのやり取りは息子が卒園した後も娘が卒園するまで毎年続き、非常に大変だったのですが…
おかげで精神的に打たれ強くなりましたし、今となってはいい思い出。
今後同じようなことがあったとしても、妻の「ふーん」を跳ね返す自信はありますので、心が折られないように気を付けながら、僕はこれからも頑張って生きていこうと思います。
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<登場人物紹介>
ニシムラマコジ:この漫画の作者。家庭内ヒエラルキー最下位。
妻:作者より2歳年下。ニシムラ家の絶対王者。
■現在や過去に我が家で起こった出来事を必死に思い出して発表しています。
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