【恐妻家】残業で帰宅が遅れた妻のために料理をした夫が、なぜか涙目に。その悲しい理由とは?
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こんにちは、ニシムラマコジです。これはある日妻が残業になり、帰宅が遅くなった時のことでした。
我が家には「料理は妻が担当」「それ以外のほぼ全ての家事や雑事は僕が担当」という、冷静に考えるとバランスがおかしい暗黙のルールみたいなものがあるんですが、妻の帰宅が遅い日は、必然的に料理も僕がやる感じになってしまうんですよね。まあそれは仕方のないことですが、僕はあまり料理が得意ではありませんし、手間がかかるような物は作りたくないので、そんな日は適当に簡単なものを選んで作ろうと、料理本をパラパラとめくってメニューを決める、なんて感じになることが多いんです。だからその日も料理本の中から「ツナ団子」なるものをチョイスし、それを作ることに決めました。詳しい手順は忘れましたが、ツナ缶を3つ使って団子を作り、それを焼いて食う、みたいな感じで、まあまあ簡単だけどおいしそうにできたので、僕は満足していたんです。さらにサラダや味噌汁なんかを用意していると、程なくして妻が帰宅。きっと僕が夕飯を用意したことに驚き、感謝してくれるに違いない。そう思いました。ところが…そんな甘い妻ではなかったのです。
「ツナ缶を一気に3つも使うなんて…一体いくらかかると思ってんの!?」
まさかのダメ出しでした。確かにツナ缶を3缶も使うのは多すぎるかも、とは思ったけれど、そう本に書いてあったし、その前にまず夕飯を作ったことを褒めんかい!そう言い返したいところでしたが、そんなことを言ったら炎上間違いなしですので、いつものようにヘラヘラ笑ってその場をやり過ごし、それ以上妻の怒りが増幅しないよう細心の注意を払いました。おかげでなんとかその後に燃え上がることはなく、無事にツナ団子を食べることができましたが…今冷静に振り返ると、3缶使っても数百円程度だし、そこまで怒られなきゃいけない行為だったのかな?という疑問が浮かぶ今日この頃であります。皆さんはこんな我が家をどう思うでしょうか?
とは言え家計が大事だと思う妻の気持ちもわかりますし、僕も食費は極力少なく抑えたいドケチ野郎ですので…今後はコスパが良くて味にも満足できる、僕なりの至高のメニューを完成させて、いつの日か妻をアッと驚かせてやろう、と思います。
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<登場人物紹介>
ニシムラマコジ:この漫画の作者。家庭内ヒエラルキー最下位。
妻:作者より2歳年下。ニシムラ家の絶対王者。
■現在や過去に我が家で起こった出来事を必死に思い出して発表しています。
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