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「PGAツアーvsリブゴルフ」それぞれの2大スターが直接対決するマッチ開催!? #ゴルフ

舩越園子ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学・客員教授
(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

PGAツアーとリブゴルフ、それぞれの二大スターが対決することが明らかになった。PGAツアーからはローリー・マキロイとスコッティ・シェフラー、リブゴルフからはブライソン・デシャンボーとブルックス・ケプカが出場するという豪華な顔ぶれだ。

この対決は、2018年にタイガー・ウッズとフィル・ミケルソンの熱い対決として大きな話題になった「ザ・マッチ」の変形バージョンとして、米ラスベガスで今年の12月中旬に開催される予定だという。

まだ正式な発表は行なわれていないが、米ゴルフウィークが先行して報じ、すでにマキロイは「すごくドキドキしている。メジャー・チャンピオンたちの戦いとなるだけではなく、ファンが楽しめるイベントになるはずだ」と語ったという。

さらに、シェフラーとケプカのエージェントは「2人とも、とても興奮している」、デシャンボーのエージェントも「ブライソンはとても楽しみにしている」と明かしたそうだ。

しかし、リブゴルフへ移籍した選手のメンバーシップを依然として停止しているPGAツアーは、PGAツアー選手とリブゴルフ選手が同じ舞台の上で対決するこのマッチに関しては、今のところは「ノーコメント」だという。

マキロイとケプカは、どちらもメジャー4勝の強者。デシャンボーは2020年に続き、今年も全米オープンを制したばかりだ。世界ランキング1位のシェフラーは今年のマスターズで大会2勝目を挙げ、今季は年間7勝を達成。年間王者に輝いたばかりだ。

この顔ぶれでのTVマッチは、ゴルフファンにとっては、是非とも見てみたい必見のイベントとなるに違いない。

「ザ・マッチ」は、2018年のオリジナル・バージョン「ウッズvsミケルソン」では、勝った方が900万ドル(約12億9500万円)を手にするドリームマッチとして開催された。

その後は対決する選手の顔ぶれを変えて行われ、マキロイ、ケプカ、デシャンボーは、いずれも出場した経験がある。PGAツアー時代は「犬猿の仲」と言われていたケプカとデシャンボーが直接対決したのは2021年バージョンだった。

コロナ禍以降は、夢のような賞金を競い合う代わりに、チャリティ色が強まり、8回目の開催となる今年も高額賞金は用意されず、4人の選手はアピアランスフィーだけをもらってプレーすることになるという。

米国内ではTNT局が生中継する予定。日本でも視聴できるかどうかは、今のところは未定だが、是非とも見てみたい。

ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学・客員教授

東京都出身。早稲田大学政経学部卒業。百貨店、広告代理店勤務を経て1989年に独立。1993年渡米後、25年間、在米ゴルフジャーナリストとして米ツアー選手と直に接しながら米国ゴルフの魅力を発信。選手のヒューマンな一面を独特の表現で綴る“舩越節”には根強いファンが多い。2019年からは日本が拠点。ゴルフジャーナリストとして多数の連載を持ち、執筆を続ける一方で、テレビ、ラジオ、講演、武蔵丘短期大学客員教授など活動範囲を広げている。ラジオ番組「舩越園子のゴルフコラム」四国放送、栃木放送、新潟放送、長崎放送などでネット中。GTPA(日本ゴルフトーナメント振興協会)理事。著書訳書多数。

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