【西尾市】西尾市唯一の酒蔵『尊皇蔵元 山﨑合資会社』見学。9月29日の「酒蔵開き」では楽しみ満載です
shungikuです。
西尾市には地元民なら”誰でも知っている”酒蔵があります。
西尾市唯一の酒蔵『尊皇蔵元 山﨑合資会社』を訪ね、”蔵の見学”と9月29日(日)開催の「第26回 酒蔵開き」についてお聞きしました。
「妥協なき職人魂がわが社の誇り」~本物の味を求め続ける~
質問に答えてくださった山﨑専務からは、穏やかな語り口の中にも「伝統の技術を守っている誇り」「本物の味に対する自信」が伝わってきました。
『尊皇蔵元 山﨑合資会社』さんの”本物のうまさ”を生み出すためのこだわりは
1「自家精米」精米はすべて自社で行っている。すべての商品に愛知県産米100%使用というこだわりも。
2「手造り麴」麹造りはすべて手作業!職人の技術が光ります。
3「低温発酵・低温貯蔵」仕込みから貯蔵まで適切な温度管理の実現のため、他にはなかなか類を見ない低温搾り室を設置。
好奇心いっぱいになったところで蔵の中を案内していただきました。
蔵の中には近代的な設備群がありました。
尊皇の美味しさの鍵は「低温搾り」「低温貯蔵」など低温にあり?
徹底した温度管理、特に「-5度から直接瓶詰め」というお話が驚くとともに心に強く残りました。
見学途中の説明で何度も「ストレスをかけない」という言葉が聞かれました。
そのため、サーマルタンクからの瓶詰めも”素早く手作業”とのこと。
「酒蔵見学」もっと暗くて古くて…などと想像していましたが、大いに裏切られました。
まず、想像よりはるかに広く機械化されて近代的でした。
酒造りの世界は「化学」の世界であり、同時に「人による伝統技術」の世界でもありました。
あまり酒造りの知識がなかったことで、純粋に「面白い」と興味深く見学できたように感じます。
「試飲」説明を聞いてから味わうことでさらに面白さも
実は今回「試飲」させて頂いた各酒について、事前に違いなどを教えて頂いていました・・・が、順に味を確かめては唸ってしまったのでした。(答えを知っているのに解答を考えるみたいに)
3種類の「奥」の味わいの違い!
主力銘柄「奥」はその名が示すように「奥深い味わい」でした。
聞いて知っていましたが驚きました。
アルコール度数が18.5度とは!
「適切な温度管理」から生まれたのであろうフレッシュ感・ガス感!
「奥」はかつて焼酎ブームが起き、日本酒が落ち込んでいた時期に「華やかな香りと濃厚な味わい」をコンセプトに「特徴ある日本酒」を目指して造り上げた自信作と、おっしゃっていました。
試飲し、納得して購入いたしました。
29日の「酒蔵開き」にぜひお越しいただき、「美味しい」という言葉以上の感動をみなさんにも体感していただきたいと思います。
「酒蔵開き」当日は「酒蔵開き記念酒の販売」「有料・無料試飲」「日本酒生樽サーバー直詰の試飲販売」「きき酒大会、参加費300円」などのイベントの他に軽食屋台やライブなど楽しそうなことが盛りだくさんです。
当日、駐車場はありません。
名鉄「西幡豆駅」は徒歩3分ですので、公共交通機関をご利用ください。
「はずのてらいち」同日開催
「尊皇」の由来となった「尊皇奉佛」の額がある「祐正寺」さん(西幡豆駅前)で「はずのてらいち」というマルシェが同日開かれます。
多くのキッチンカーや手作り屋台が集まりますので、そちらも楽しめますよ。
お酒を楽しめない未成年にはそちらもお勧めです!