【豊中市】10月27日に行なわれた「いきてゆくフェス2024 」で認知症のVR体験をしてきました。
ランニングと動物とスイーツが大好きな号外ネット豊中のライターMICHIです。10月27日に開催された年を重ねてもイキイキと暮らしていけるように高齢者の社会参加、多世代交流、福祉、介護の魅力発信を目的にしたイベント「いきてゆくフェス2024 」に行ってきました。
「いきてゆくフェス2024」では、ガチャや縁日、キッチンカーに出店、スタンプラリー、体験型推理イベント、ダンスや音楽など様々な催しが行われ、コスプレをして歩くお子さんやスタンプラリーの台紙を片手に歩き回る人もいて、楽しそうな人たちで賑わっていました
「いきてゆくフェス2024」 は、岡町・桜塚商店街、原田神社、地域共生センター西館・東館、スマイルデイサービスなどの阪急宝塚線岡町駅周辺の施設を会場に、10時から15時まで行われていました。その中で私が体験したのは、おかまち・あーとらんどYOU2で行われていたVRゴーグルを装着しての認知症の疑似体験です。
認知症のことを知識として知っていても、感覚としては分からないってことはありませんか。VR体験は現実には体験できないことを体験するのにいいですよね。体験できる認知症の症状は「視空間失認」「幻視」「見当識障害」の3つから1つ選べます。私が選んだのは「視空間失認」です。
[視空間失認]視力には問題ないのに、物の位置や距離感が分からなくなること。
[幻視]実際に存在しないものが見えてしまうこと。
[見当識障害]時間や場所、人物を認識する能力が低下した状態。(例 家族が分からない。今いる場所が分からない)
視力には問題ないのに物の位置や距離感が分からないって、どんな感じなんでしょうか。VRゴーグルを装着して見えたのは、電車の高架から見下ろしている景色でした。これが視空間失認の症状の人が、車から降りる時に見える世界と説明をされました。車から降りるにはここから足を踏み出すことになる、ってことですね。これは怖い。感覚を知ろうと、そのまま歩こうとしたら、「危険なので歩かないで下さい」と止められました。「視空間失認」の症状のある人は、そんな世界で生きているんですね。楽しみつつも、学びもあるイベントでした。
岡町商店街
〒561-0881 大阪府豊中市中桜塚1-2-1