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ドバイ2019パラ陸上世界選手権が開幕。9日間の熱戦が始まった!

佐々木延江国際障害者スポーツ写真連絡協議会パラフォト代表
1500m T12/13でWRを樹立したジャリド・クリフォード。写真・吉田直人

 東京2020パラリンピック開催前最大の陸上競技大会「世界パラ陸上競技選手権2019」が7日、ドバイ(アラブ首長国連邦)で開幕した。初日、日本代表は女子400mT13(弱視)で佐々木真菜(東邦銀行)が4位入賞、東京パラリンピックに内定。好発進で開幕初日を飾った。

女子400mT13で決勝進出した佐々木真菜(東邦銀行)は58秒38で4位、東京パラリンピック出場枠を得た 写真・吉田直人
女子400mT13で決勝進出した佐々木真菜(東邦銀行)は58秒38で4位、東京パラリンピック出場枠を得た 写真・吉田直人

 午前中に行われた予選レースでは58秒38の2位でゴールし、好スタートを切った佐々木。同日夜に行われた決勝で、予選タイムを上回る57秒55の4位で終え、2020年への切符を獲得した。

「まずはうれしい気持ちでいっぱいです」と満面の笑みを浮かべた。今後に向けた課題はスタートダッシュだとし、「腕の振り方や、姿勢を気をつけたいと思います」と東京での活躍を誓った。

女子400m T13決勝を走り終えたゴールエリアの選手たち。 筆者撮影
女子400m T13決勝を走り終えたゴールエリアの選手たち。 筆者撮影

 このレースで首位をとったのは、ブラジルのライヤンネ・ソワレス・ダ・シルバ(SOARES DA SILVA)。

 「ブラジル人の歓声が聞こえて、勝ったとわかった。もっとも一番辛い400mで自己ベストで優勝できて嬉しい。100m、200mでもメダルを目指して頑張ります」と大きな笑顔で応えていた。この優勝で彼女の東京パラリンピック出場も確定したとブラジルメディアが報じていた。

男子100mT54(車いす)

 男子100mT54(車いす)は、27人による4ラウンドの予選が行われ、生馬知季(WORLDーAC)と西勇輝(野村不動産パートナーズ)が出場。生馬が落ち着いた走りで4位(14秒37)通過したが、16人で行われた準決勝では、スタート4〜5漕ぎ目で左手が滑ってしまうなど僅かなトラブルの影響が大事な決勝進出をのがした。優勝は世界記録保持者のタハティ・レオ・ペッカ(TAHTI Leo Pekka・FIN)。

7日、男子100mT54準決勝・生馬はライバルのタハティ・レオ・ペッカ(FIN)の隣レーンを走った。筆者撮影
7日、男子100mT54準決勝・生馬はライバルのタハティ・レオ・ペッカ(FIN)の隣レーンを走った。筆者撮影

 「大きなレース。どちらかと言えば、良い状況で落ち着いてスタートできただけに、とても残念です」と、自分のメンタルを含めた課題があったと話してくれた。

 一方、生馬のライバルになるフィンランドのタハティ・レオ・ペッカは、シーズンベストで優勝。いよいよ明日になる決勝に向け本領を発揮し始めたようだ。決勝は明日8日18時9分(現地時間)に予定されている。

 「東京は多くの選手でハードなレースになるだろう。楽しみにしている」と話していた。

 大会の開幕に当たって、午後のレースが始まる前の18時より開始式が行われ、主催であるIPCのパラリンピック旗の掲揚が行われ、アラブ首長国連邦の国家が斉唱された。

イブニングセッションの前に行われた開始式では大会旗が掲揚された。 筆者撮影
イブニングセッションの前に行われた開始式では大会旗が掲揚された。 筆者撮影

 11月7日から15日にかけて開催されるドバイ2019世界パラ陸上競技選手権では、約120ヶ国から1500人を超える選手が参加。今大会では、4位以内の入賞で東京パラリンピックの出場枠が得られる。選手たちが9日間の熱戦を繰り広げる。

DAY1・11/7(木)日本選手の結果

女子400mT13決勝 

・佐々木木真菜 58分38秒 4位

男子100mT54準決勝 14秒37

・生馬知季(WORLDーAC)予選4位、準決勝10位 

・西勇輝(野村不動産パートナー)15秒18予選21位

男子1500mT11予選

・和田伸也(長瀬産業) 決勝進出

・唐澤剣也(群馬県社会福祉事業団) 決勝進出

(取材協力・丸山裕理、佐々木理佐、写真協力・吉田直人)

国際障害者スポーツ写真連絡協議会パラフォト代表

パラスポーツを伝えるファンのメディア「パラフォト」(国際障害者スポーツ写真連絡協議会)代表。2000年シドニー大会から夏・冬のパラリンピックをNPOメディアのチームで取材。パラアスリートの感性や現地観戦・交流によるインスピレーションでパラスポーツの街づくりが進むことを願っている。

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