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カタールワールドカップ現地観戦旅を6日間30万円で個人手配する方法

村上アシシプロサポーター・著述家・ビジネスコンサルタント
カタール・ドーハにあるW杯出場32カ国の国旗が並ぶモニュメント広場(写真:ロイター/アフロ)

※本記事は7月3日(日)夜開催予定のZOOM無料講演会「カタールワールドカップへの行き方」で話す内容を一部、文字起こししたコラムとなる。

サッカーのカタールワールドカップ開幕まで残り5カ月を切った。

ワールドカップは全世界のテレビ視聴者数や開催国の経済効果において、オリンピックを遥かに凌ぐ世界最大規模の大会だ。

開催都市は全世界からサポーターが集結し、連日フェスティバルと化す。まさに、4年に1度の「世紀の祭典」と呼ばれる所以である。

そんな世界最高の舞台を現地で体験する方法を伝授する。

観戦チケットはこれから80万枚売り出される

観戦チケットはFIFAの発表によると、これまで120万枚が売り出され、大会期間中の合計は200万枚になる見込みとのこと。つまり、これからまだ80万枚のチケットが売りに出されるということだ。

観戦チケットの販売スケジュール(筆者作成)
観戦チケットの販売スケジュール(筆者作成)

7月5日日本時間18時からチケット販売Phase2の先着販売が開始される。まだ何も手配していない人でも、これから購入が可能だ。

ただし、FIFAのチケット販売サイトは7月5日に全世界からアクセスが集中する。サイトに入るまで待機列に何時間も並ばされる仕様となっており、忍耐力が試される。根気強く待って、お目当てのチケットをゲットしよう。

6日間で全込30万円を切る個人手配方法

カタール・ドーハと東京との往復航空券はエティハド航空(アブダビ経由)で17万円から購入可能だ。

宿泊施設も交通アクセスの良いホテルはほぼ埋まっているが、ワールドカップ用に新設されるファンビレッジはまだ空きがある。

日本代表の3試合の中でドイツ戦、スペイン戦は人気カードなので、そこまで人気にならなそうな(つまりチケットが取りやすい)日本対コスタリカ戦に照準を合わせて、6日間の旅をシミュレーションしてみた。

3泊6日でカタール現地観戦旅を個人手配した際のシミュレーション(筆者作成)
3泊6日でカタール現地観戦旅を個人手配した際のシミュレーション(筆者作成)

日本戦以外にも、チュニジア対オーストラリアのチケットも購入できたと仮定して、2試合観戦3泊6日の旅を30万円切る形で手配可能だ。仮にこのツアーを旅行代理店に依頼したら、旅行代金は2~3倍はかかるだろう。

「ワールドカップ現地観戦なんて夢のまた夢」と考えている人が多いとは思うが、個人で各種手配ができれば意外とリーズナブルに旅することが可能となる。

11月下旬に1週間程度休暇が取れそうな人は、検討してみてはいかがだろうか?

プロサポーター・著述家・ビジネスコンサルタント

1977年札幌生まれ。2000年アクセンチュア入社。2006年に退社し、ビジネスコンサルタントとして独立して以降、「半年仕事・半年旅人」という独自のライフスタイルを継続。2019年にパパデビューし、「半年仕事・半年育児」のライフスタイルにシフト。南アW杯では出場32カ国を歴訪する「世界一蹴の旅」を完遂し、同名の書籍を出版。2017年にはビジネス書「半年だけ働く。」を上梓。Jリーグでは北海道コンサドーレ札幌のサポーター兼個人スポンサー。2016年以降、サポーターに対するサポート活動で生計を立てているため、「プロサポーター」を自称。カタール現地観戦コミュニティ主宰(詳細は公式サイトURLで)。

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