新型コロナどう不安を和らげる? フリーランスの声 フリーランス協会・平田麻莉さんが解説

フリーランス協会の平田麻莉さんにインタビュー 堀潤YouTubeより

■堀のLINEに寄せられる不安で最も多いのは「働くこと」と「補償」

今月11日から堀のSNS上にLINEのIDを公開しています。「不安に思っていることがあれば、連絡を気軽に下さい」と呼びかけたところ、今日までに400を超える皆さんの声が集まりました。

私は、社会問題の最前線で取り組みを続けてきたNPOや社会的企業で作る団体「新公益連盟」と連携して、そうした不安の声を和らげるための知恵を集め、発信する取り組みを始めました。

前回の記事では、妊娠中の女性たちの声などについて考えました。

(※「新型コロナどう不安を和らげる? 妊娠中の女性たちからの声 マドレボニータ創業者・吉岡マコさんと考える」)

今回は「フリーランス」がテーマです。私の元に寄せられる不安の声で最も多くのが「働くこと」と「補償」についてです。

経営者、従業員、医療従事者、そしてフリーランス。様々な立場の人たちから、今後も生業を維持できるのか不安の声が寄せられています。

会社に属さないフリーランスの皆さんからの声もとても切実です。

そこで私は、これまで政府に対してフリーランスへの救済措置などを要請していた、フリーランス協会の代表、平田麻莉さんに悩んでいる人達の不安を聞いてもらえました。使える制度を整理してもらい、一緒に課題などを洗い出しました。

TOKYOMX「モーニングCROSS」でも紹介したインタビュー動画をぜひご覧ください。ノーカット版もあります。

■多い不安は「契約書がないけど大丈夫?」

堀潤YouTubeより
堀潤YouTubeより

私は音楽ライターです。フリーランスです。

3月、4月のお仕事が全部なくなりました。このままだと5月も

仕事がほぼない。仕事の依頼は電話か対面で受けているため なくなった仕事を証明する書類等がない。

色々な援助の内容を調べているが、どうしたらいいか?

(平田さん)

「今回は事業者向けの持続化給付金という、日本の歴史上初めて事業者向けの給付金として用意できた。2019年の確定申告の実績と、今年の収入実績は帳簿ですね。収入が月次単位で半減している人は、その差額を12か月分に掛け算して払われる見込み。今回の「持続化給付金」は「契約書を求めないでほしい」とお願いしているので、基本的にはその方向で進んでいます」  

この「持続化給付金」は融資ではなく返済不要の現金支給。

最大で、法人が200万円個人事業者が100万円を補填することが可能となります。

堀潤YouTubeより
堀潤YouTubeより

(平田さん)

「今回の事業継続と再起のための給付は、貸付はどうしても難しいという方もいるのでと要請を続けた結果、この持続化給付金という給付が今回用意された感じ。あまり細かいことをつべこべ言わず、救える人をなりふり構わず救う方向で調整されていると聞いています」

「持続化給付金」の申請方法・要件は補正予算が成立すると言われています。今月24日をめどに公表される見込みです。

■「返済のあてがないから借りられない」という声に対しては?

一方、国がすでに始めている休業・失業で悩む人への「緊急小口資金」などの特例貸付についてフリーランスの人からは「返す当てがないから借りる選択は避けたい」という声も。

 

(平田さん)

「これは、休業者向けと失業者向けのものを段階的に併用して、最大4か月で80万円受け取れるというもの。一応、これは貸付制度となっていますけど、減収が続いて返済が難しい場合に債務免除されることも決まっているので、本当に困っている人にとっては実質的な給付措置という風に言えると思う」

(堀)

「本当に返すめどが立たない人は、減免される措置も含まれているという事ですね?」

(平田さん)

「債務免除になるという事は明言されていて、もちろん返すように、努力するようには指導されると思うんですけど貸付だと心理的に難しいという人もいると思うけど、実はこの貸付制度は、東日本大震災やリーマンショックの時も使われていた制度です。過去にも実績があった制度だったのですぐに用意できた。それがフリーランスも対象になったのは今回が初めてなんです。」

堀潤YouTubeより
堀潤YouTubeより

(宮瀬茉祐子さん)

「国民保険について何か情報は入っていますか?」

(平田さん)

「国民健康保険も、先日発表された経済対策パッケージの中で著しい収入減少があった方に対しては減免をすることは入っていたが具体的な詳細は分かっていない状態です」

しかし、国民健康保険に入っているフリーランスの人が万が一、感染してしまった場合にはこんな対応が取られることが決まっているそうです。

(平田さん)

「もともと 国民健康保険だと傷病手当金がでなかった。今回に関しては、厚労省から都道府県に対して、コロナで理由の方は商業手当金の出すようにと通達が出ていてその費用は全額国が出すということが決まっています」

(堀)

「一方、社会福祉協議会や商工会などの職員からも連絡があって「手一杯」「本当に大変」という声が届いています。今後、さらなる改善のための対策は?」

(平田さん)

「いまは、現場の方もどういう措置があるか情報も理解しながら対応しているから、パンクしていて大変な状況だと思うので、みんな大変なことは大変だともうので本当に困っている人から救われていくようにと、行政も気にしていると思う。明日・来週困っているという方を優先するという、1人1人の思いやりや痛み分けも大事だと思います」

参考リンク

フリーランス協会による情報発信メディア「フリパラ」

https://blog.freelance-jp.org/category/news/

平田さんインタビューノーカット編