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Billyrrom、緊張からの解放。いまを生きる人々の時代のテーマソング「Time is Over」

ふくりゅう音楽コンシェルジュ
photo by Billyrrom

●軽快なビートに、優しく響き渡るボーカリゼーション。描かれるは緊張からの解放だ

ふと目が覚めたんで

此処でDancing all night long

スっと気が抜けたんで

All night long

誰だってみな不完全

だからDancing all night long

ずっと今を楽しんで

All night long

(「Time is Over」より抜粋)

まさに至福の時間だった。ライブハウス渋谷WWW(2022年12月17日)、そして渋谷WWWX(2023年2月25日)での2度のワンマン公演をソールドアウトさせ、西日本ツアーも軒並み高評価を得たBillyrrom(ビリーロム)に注目が集まっている。2020年結成、今春、大学を卒業したばかりのライブに定評を持つ6人組バンドである。

そのサウンドは、ネオなシティポップ、ソウルフルでファンクなダンスビートが魅力であり、メッセージ性ある歌詞が持つ言葉の力、伸びやかな歌声のパワー、エモーショナルに躍動するライブ力の高さが人気の理由だ。

5月17日に最新曲「Time is Over」がリリースされた。軽快なビートに、優しく響き渡るボーカリゼーション。描かれるは緊張からの解放だ。音楽とは、時間=タイムラインの動きをサウンドで表現する時間芸術の妙。ポップに身体中へと染み渡る、しなやかな躍動感あるビートによって心はたおやかに踊りだす。このパンデミック禍の数年を“失われた時間”とは言いたくはない。そんな想いを取り戻す新しい季節がやってくる。まさに“いま”を生きる人々による、時代のテーマソングにふさわしいポップソングの完成だ。

●ロックやネオなシティ・ポップを経由したソウルフルなファンクネスを解き放つサウンド構築美

キラッと輝くライトなタッチのキーボードフレーズと、鋭敏なリズムを刻むギターカッティング。メロウなギターソロはもちろん、メロディーを追いかけ転調するフレーズの痛快さ。疾走するベースとドラムが絡み合う安定感あるビートの心地よさ。新境地といえる肩の力の抜けた軽やかなる感覚で、爽やかに弾けるサイダーのように爽快だ。

Billyrromとは、東京都町田市出身のバンドである。ロックやネオなシティ・ポップを経由したソウルフルなファンクネスを解き放つサウンド構築美。ボーカル:Mol、ギター:Rin、ベース:Taiseiwatabiki、ドラム:Shunsuke、キーボード / シンセサイザー:Leno、DJ / MPC:Yuta Haraによる6人組音楽集団。それぞれ、マイケル・ジャクソン、山下達郎、ジャミロクワイ、レディオヘッド、RIPSLYMEなど様々なジャンルの音楽や、芸術家である岡本太郎、そしてジョージ・オーウェル、攻殻機動隊などのSFカルチャーを敬愛する、幅広いルーツを持つメンバーによって、次世代ポップミュージックを創出する。

昨年、バンド飛躍のきっかけとなった3カ月連続シングル・シリーズ「Danceless Island」(2022年9月21日)、「Defunk」(2022年10月26日)、「Narrator」(2022年11月30日)。年が明けて、Billyrromは満を持してキラーチューン「Solotrip」(2023年2月8日)をリリースした。YouTubeで116万再生を突破、Billyrromにとってバンドの名刺代わりとなるナンバーだ。

勢いそのままに、続けてドロップされる本作「Time is Over」は、Billyrromの本質である痛快なアーバンポップをまっすぐに、クオリティーを追求したナンバーだ。メンバー総意として届いた楽曲に込められた熱いメッセージを紹介しよう。

「【”苦”の時間から能動的に脱却する楽観】 今作”Time is Over”は全てを超越した“楽観”を 謳う楽曲。後悔、困難、悩みなど全てのネガティヴな時間(Time)を自らの力で取っ払って、その時間から目覚める。(Over)例えそれが逃げだと言われようとも知った事ではない。自分で自分を幸せにする。”苦の時間”は終わりだと提示するとともに自らの力でそのきっかけを作るという意味込めて”Time is Over”と題した。」

2023年春夏、全国各地でフェスシーズンが到来する。パンデミック明けの、待ちに待った解放の時間の到来だ。Billyrromがどんなフェスの現場に登場するかはまだわからない。だが、その名前を見たら必ずや足を運んで目撃してほしい。必ずや損をさせないことを約束しよう。次世代へと進化し続けるサウンド=“トーキョー・トランジション・ソウル”を奏でる彼ら。新時代を颯爽と切り拓く、Billyrromの快進撃は止まらない。

ストリーミング&ダウンロード:https://nex-tone.link/A00116153

●東京・大阪での初となるワンマンライブツアー開催決定!!

『Billyrrom First One-Man Tour “noidleap”』

10/27(金)大阪 Umeda Shangri-La

11/2(木)東京 LIQUIDROOM

https://eplus.jp/billyrrom/

Billyrrom Official Homepage: https://www.red-hot.ne.jp/sp/billyrrom

Twitter: https://twitter.com/billyrrom

Instagram: https://www.instagram.com/billyrrom

音楽コンシェルジュ

happy dragon.LLC 代表 / Yahoo!ニュース、Spotify、fm yokohama、J-WAVE、ビルボードジャパン、ROCKIN’ON JAPANなどで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)布袋寅泰、DREAMS COME TRUE、TM NETWORKのツアーパンフ執筆。SMAP公式タブロイド風新聞、『別冊カドカワ 布袋寅泰』、『小室哲哉ぴあ TM編&TK編、globe編』、『氷室京介ぴあ』、『ケツメイシぴあ』など

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