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運命のコロンビア戦へセルジオ越後氏の提言「未来につながる勝ち点3を取れ」

浅野祐介OneNews編集長

間もなく、日本代表の4年間の“答え”が問われる一戦が始まる。グループリーグ2試合を消化して、手にした勝ち点は「1」。決勝トーナメントへと勝ち上がるためには、コロンビア戦での勝利が前提条件の上で、他会場の結果に命運を委ねることになる。

問われる4年間の歩み。“運命の一戦”という言葉は少し大袈裟かもしれないが、日本代表はコロンビア戦をどう戦うべきなのか。セルジオ越後氏に話を聞いた。

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「コロンビア戦がもう間もなくに迫っている。1分け1敗の日本がグループリーグ突破を果たすためには、勝利以外に決勝トーナメント進出の芽はない。その上で、コートジボワール対ギリシャの結果を待つことになる」

「過去2戦を見て、多くの国民が失望している。期待が大きかった、あるいはチームの力を大きく見せすぎたその反動として、その失望の深さも相当なものだね。このまま1勝もしないで大会を後にするのは、単なる敗退ということ以上に、日本サッカー界全体にとっても大きなダメージを残してしまうだろう」

「協会は責任逃れに奔走し、監督を一人スケープゴートにして終わるだろう。しかし、そうしたいつものやり方では逃げられないほどのダメージが待っている。ここまで積み上げてきたサッカービジネスも根底から瓦解してしまう可能性すらある」

「そういう意味で、この1試合はとてつもなく重要な一戦だ。ここまできたら予選突破云々ではない。勝ち点計算などどうでもいい。とにかく勝ってほしい。勝つことで、意地と可能性を示さなければならないよ」

「自分たちのサッカー? これまでの2試合を見て、何を求めるというのか。日本は弱い。アジアは弱い。それが毎日証明されている。オウンゴールでもPKでもなんでもいいから、未来につながる勝ち点3をゲットしてほしいね」

とにかく勝ってほしい。未来につながる勝ち点3を手に入れてほしい。程良い“辛口”さは残しつつも、セルジオ越後氏の言葉は、日本サッカーを信じる者すべての声を代弁しているようだ。

OneNews編集長

編集者/KKベストセラーズで『Street JACK』などファッション誌の編集者として活動し、その後、株式会社フロムワンで雑誌『ワールドサッカーキング』、Webメディア『サッカーキング』 編集長を務めた。現在は株式会社KADOKAWAに所属。『ウォーカープラス』編集長を卒業後、動画の領域でウォーカー、レタスクラブ、ザテレビジョン、ダ・ヴィンチを担当。2022年3月に無料のプレスリリース配信サービス「PressWalker」をスタートし、同年9月、「OneNews」創刊編集長に就任。

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