ウィンブルドン

ウィンブルドン2連覇を達成したカルロス・アルカラス[画像/ゲッティイメージズ]

テニスのウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）は現地14日、男子シングルス決勝が行われ、第3シードのC・アルカラス（スペイン）が第2シードのN・ジョコビッチ（セルビア）に6-2, 6-2, 7-6 (7-4)のストレートで完勝し、同大会2連覇を達成するとともに、四大大会4度目の優勝を飾った。 【動画】21歳アルカラスがウィンブルドン連覇達成！優勝の瞬間！ 21歳で世界ランク3位のアルカラスは昨年のウィンブルドン決勝でジョコビッチを破り大会初優勝を果たした。 今大会は1回戦で世界ランク269位のM・ラヤル（エストニア）、2回戦で同69位のA・ブキッチ（オーストラリア）、3回戦で第29シードのF・ティアフォー（アメリカ）、4回戦で第16シードのU・アンベール（フランス）、準々決勝で第12シードのT・ポール（アメリカ）、準決勝で第5シードのD・メドベージェフを下し2年連続で決勝に駒を進めた。 決勝戦は37歳で世界ランク2位のジョコビッチと2年連続の顔合わせに。第1セット、アルカラスは約14分に及んだ第1ゲームでブレークに成功。さらにアルカラスは第5ゲームでもブレークを果たし先行する。 第2セット、アルカラスはファーストサービス時に86パーセントの確率でポイントを獲得しジョコビッチにブレークポイントを与えないプレーを披露。リターンゲームでは2度のブレークを奪い、優勝に王手をかける。 ファイナルセット、第9ゲームでブレークポイントを掴んだアルカラスはバックハンドのパッシングショットを決め先にブレークに成功する。しかし、直後の第10ゲームでアルカラスは40-0と3本のチャンピオンシップポイントを握るも、ここから5ポイントを連取されジョコビッチにブレークバックを許す。 それでも気持ちを切らさなかったアルカラスはその後のタイブレークを制し、同大会2連覇を達成するとともに、先月の全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）に続く四大大会4度目の優勝を成し遂げた。 一方、敗れたジョコビッチはR・フェデラー（スイス）に並ぶ、ウィンブルドン最多タイの8度目のタイトル獲得とはならなかった。