特別インタビュー 岡慎之助、2028年ロサンゼルス五輪で「4冠」宣言/体操
――どんな体操を見せていきたい
「自分の魅力は美しさ。技を入れても、失わないようにして。それにダイナミックさを追加して、美しくて大きい演技をしたい」
■岡のパリ五輪VTR
7月29日の男子団体決勝では、最終種目の鉄棒で日本勢の2番手で出た岡が着地までピタリと決めきり、大逆転の金メダルに貢献。31日の個人総合決勝も、ミスなく持ち味の美しい体操を披露。6種目合計86・832点で金メダルを獲得した。8月5日の種目別平行棒は15・300点で銅メダル。同日の鉄棒は、手放し技から着地まで決め、14・533点をマーク。後続が次々とミスし、そのまま金メダルを獲得した。日本勢の3冠達成は、1972年ミュンヘン五輪の加藤沢男以来、52年ぶり。五輪で体操の1大会4個のメダル獲得は、84年ロサンゼルス五輪の具志堅幸司以来、40年ぶりの快挙となった。
■岡 慎之助(おか・しんのすけ)
2003(平成15)年10月31日生まれ、21歳。岡山市出身。星槎国際高(横浜鴨居)から星槎大。徳洲会所属。4歳で体操を始め、15歳だった19年世界ジュニアで団体、個人総合金メダル、種目別あん馬で銀、平行棒で銅メダルを獲得。24年全日本個人総合選手権で2位、NHK杯で優勝。同年初出場したパリ五輪で3冠。あだ名は、「ちん」、「慎ちゃん」。得意種目は平行棒。159センチ。