FIA世界ラリー選手権 トヨタ、地元開催で逆転総合優勝
「FIA世界ラリー選手権 フォーラムエイト・ラリージャパン2024」が11月21日~24日、豊田市を含む愛知県と岐阜県で開催された。(豊田経済新聞) 【写真】FIA世界ラリー選手権 トヨタ、地元開催で逆転総合優勝 世界ラリー選手権は世界中のさまざまな道路を舞台に開催されるモータースポーツで、自動車競技の最高峰の大会として多くのファンに愛されている大会。ラリージャパンは、今シーズン、世界各地で開催された同選手権の最終戦で、昨年に続き今年も豊田市が主催者となり開かれた。 開幕初日となった21日は、オープニングセレモニーに先駆け、航空自衛隊「ブルーインパルス」の航空ショーが行われ、6機の編隊が豊田スタジアム上空でハートを描くなど、スモークによる華麗な演出で、開幕に花を添えた。 特設コース「スーパースペシャルステージ」や「サービスパーク」と呼ばれる整備スペースを設けた豊田スタジアムの場内には多くのラリーファンが詰めかけ、整備車両の様子を熱心に見学したり、お目当てのグッズを購入したりするなど、思い思いに楽しんでいる光景が見られた。 日暮れとともに競技車両がスタジアム内にズラリと並び、迫力ある光と音の演出による「セレモニアルスタート」の後に競技が始まると、スタジアムに集まった観客は、ラリーカーの迫力ある走りや車体を連続的に回転させる「ドーナツターン」と呼ばれる技など、トップ選手たちのステアリングさばきに魅了された。 名鉄豊田市駅周辺では初日、ラリーカーが一般の車両と共に走る区間「リエゾン」で選手たちを応援するイベントも行われ、ラリーについての解説などを聞きながら、迫力あるエンジン音で通過するラリーカーに旗を振ったり、スマホで撮影したりするなど、思い思いにラリーを楽しむ人の姿が見られた。 今大会は、TOYOTA GAZOO Racingが総合1位と2位に入り、チームは製造者部門・マニュファクチャラーズタイトルの年間総合において逆転で4連覇を果たし、大会の幕を締めくくった。
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