秋元のバックを狙う元谷

　RIZINの10回目の大晦日大会となる「RIZIN DECADE／RIZIN.49」（12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ　※ABEMA PPV等で配信）で行われた「バンタム級王座次期挑戦者決定戦」で元谷友貴（アメリカン・トップチーム）が秋元強真（JAPAN TOP TEAM）を完封し、3-0の判定勝ちを収めた。 　この勝利で元谷は2025年3月30日に香川県のあなぶきアリーナ香川で開催される「RIZIN.50」でバンタム級王者・井上直樹（Kill Cliff FC）への挑戦が決まった。 　1R、オーソドックスの元谷とサウスポーの秋元。秋元が圧をかける。秋元が左インロー。元谷はパンチ、右インロー。秋元は右フック。元谷は右インロー。元谷のミドルをキャッチした秋元がボディーブロー。元谷がパンチを振ってタックル。コーナーに押し込む。そしてテイクダウンに成功しグラウンドでバックを取るが、秋元は立ち上がることに成功。しかし元谷はすぐにまたテイクダウン。上を取る。ハーフで元谷がコツコツとパンチ。秋元がガードに入れる。元谷はコツコツとパンチ。元谷はハーフ。そしてフロントチョークの体勢に。体勢を入れ替え、マウントの体勢で絞め上げる。秋元が首を抜いて脱出。元谷はスリーパーを狙う。

グラウンドで秋元の首を狙う元谷

　2R、圧をかける秋元。足を使って回る元谷はパンチを打ちながら前に出てタックル。秋元はコーナーを背にしのぐが元谷が引き倒しバックを取る。元谷が背に乗るが立つ秋元。元谷はバックをキープ。引き倒すが秋元は立つ。しかし元谷はグラウンドに引き込むと4の字ロックでがっちり固めバックからパンチ。そしてスリーパーを狙う。秋元が起き上がろうとするも元谷は許さず、パンチとスリーパー狙い。秋元は削られ続ける。 　3R、圧をかける秋元。元谷は足を使って回る。秋元は左ストレート、飛びヒザも元谷は微妙にずらす。そしてタックルに行くとコーナーに押し込む。サイドバックから引き倒しテイクダウン。ここでもバックを取って4の字ロック。そしてバックからパンチ、スリーパーを狙う動き。秋元は元谷の腕を取って防御に精いっぱい。元谷はパンチから首を狙うが秋元は回転して逃げようとするが、元谷は逃がさない。背後からパンチを放ち、最後はきっちりバックマウントからパウンド、鉄槌を落とし続ける。 　判定は3-0で元谷。フィニッシュこそできなかったが、圧勝といえる内容だった。