元自衛官インフルエンサーのぱやぱやくんの最重要スローガン! 「飯は食えるときに食っておけ」このように語る理由とは? 元幹部自衛官が教える人間関係のサバイバル術
陸上自衛隊では「飯は食えるときに食っておけ」という教訓が根付いていますが、その背景には過酷な環境での体力維持が不可欠であるという現実があります。いざというときに備えて、食事の機会を逃さず、栄養補給を欠かさないことが大切なのです。しかし、ストレスがかかると食が進まなくなることも少なくありません。著者最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』から、そんなときに役立つ“栄養補給のコツ”をお届けします。 【マンガ】社会という「戦場」で生き残るには…元自衛官が教えるサバイバル術はこちら! * * * 陸上自衛隊では「飯は食えるときに食っておけ」という教訓があります。 このような教訓があるのは、次の2つの側面から考えることができます。まず1つ目は、食事のタイミングを逃したら、次はいつ食べられるかわからないから。そして2つ目は、食事を摂らないと身体が動かないからです。 ただ、人間には「ストレスがかかると食事が食べられない」という面もあります。 皆さんも経験があると思いますが、「上司にこっぴどく怒られた」「大事な会議でプレゼンがある」「重要な試験が控えている」という状況では、食事ものどを通らない状況になりかねません。 しかし、何も食べないと脳に栄養が届かないため、パフォーマンスが下がるどころか、気持ちの整理がつかなくなり、他人に八つ当たりをすることさえあります。 なので、たとえば、冬のエベレストへ登山する人たちも、紅茶に大量の砂糖を入れて飲んだり、チョコレートをかじったりすることで、なんとか栄養を摂取しているそうです。こうした過酷な状況で使っている技は、大変参考になります。 もし食欲がなくなってしまったときは、アイスクリームやゼリー、チョコレート、プリン、ヨーグルトなど「口内が乾いていても食べられるもの」を口にしましょう。
ストレスがあるときは交感神経が優位になります。そうなると口は乾きますし、食欲がなくなることが多いのです。 しかし、先ほど挙げたような食べ物は、食欲がゼロでも食べることができます。これを摂取することで、脳へのエネルギー不足は防ぐことができます。 また、日常的に食欲がない人は「瓶詰めのおかず」をよく選んでみてください。 陸上自衛官も「戦闘糧食(レーション)」をずっと食べていると飽きがきます。 なので、実は「ふりかけ」や「食べるラー油」などの変化をつけています。 このように「食べたくない」となったときには、食べないのではなく、「とりあえず、今食べられそうなもの」を選ぶようにしましょう。 それによって、あなたは栄養不足という負のループを抜け出せるかもしれません。 (ぱやぱやくん) ぱやぱやくん/防衛大学校卒の元陸上自衛官。退職後は会社員を経て、現在はエッセイストとして活躍中。名前の由来は、自衛隊時代に教官からよく言われた「お前らはいつもぱやぱやして!」という叱咤激励に由来する。著書に『飯は食えるときに食っておく 寝れるときは寝る』(育鵬社)、『陸上自衛隊ますらお日記』『今日も小原台で叫んでいます 残されたジャングル、防衛大学校』(以上、KADOKAWA)など。
ぱやぱやくん