鮮魚直送、うまい《立ち喰い寿司》ベスト5店の「コスパ高ネタ」を一挙大公開…!《新橋・築地・横浜・中野》で覆面調査隊が発見
今でこそ寿司は高級な食べ物だが、江戸時代に誕生した握り寿司は、もっぱら屋台で食べられるファストフードだった。ネタは全国各地から、うまい寿司を江戸気分で寿司をつまめる、立ち食い寿司の名店を覆面で実食調査しました。 【写真】「立ち喰い寿司」ベスト5店の「最強コスパ」鮮魚ネタはこちら
新橋「寿司 魚がし日本一 新橋駅前総本店」
平成元年に創業し、バブル時代の「寿司とは高級なもの」というイメージを庶民へぐっと引き寄せた革新的な店。ランチタイムはシャリもネタも大ぶりで、働く人のお腹を満たしている。 赤酢などの3種の酢を合わせたシャリは、口中でほんのりと温かくふわりとほぐれていく。懐に優しい値段で寿司を頼める分、昼のチョイ飲みに利用するお客も多いのだとか。 ネタは豊洲市場のほか、神奈川県三崎港からの仕入れがあり、朝獲れ鮮魚や、日によっては珍しい魚の入荷があることも。コバンザメやオジサンなど、他店にはないユニークかつ美味なるネタをいただけば、板前さんとの会話も弾む。
築地駅「築地 すし兆 本店」
持ち帰り専門の「ちよだ鮨」が手がけている立ち喰い寿司屋で、握りたての新鮮な生ウニや活貝、江戸前の各種ネタをお手頃価格で味わえる。シャリは精米したての米を使用し、店内で炊き上げている。 すし酢をふくんだ米粒一つひとつがちょうどいい水分量でまとまり、鮮度のいいネタを受け止める。握贅沢なネタをお腹いっぱい食べても、サイフにとことん優しい。
横浜駅「立ち食い鮨 鈴な凛」
地元・神奈川県の小田原や、全国各地の漁港からの直送ネタにこだわる。すし酢は酒粕だけの濃いめの赤酢と、米酢入りの赤酢の2種を混ぜたものを使用し、シャリへの色付きをあえて控えめに作っているのだとか。 ほんのりと色付いたシャリは、酸味と甘みのバランスが整い、光り物や炙り、白身など各種ネタにしっくりとくる。駅から直結した商業施設の中にあり、本格的な雰囲気ながら誰でも立ち寄りやすい。
中野「立ち寿司横丁 中野サンモール店」
店内に入ると、江戸の寿司屋台のようなひさし付きのカウンターがお出迎え。にぎやかで明るい店内では、千葉県館山や静岡県網代といった近海の朝獲れ鮮魚ネタを楽しむことができる。 シャリは江戸前を意識し、赤酢をしっかりと利かせたもの。琥珀色に染まった、赤シャリならではのすっきりした味わいが旬の魚や貝の風味をまとめている。立ち喰いのほかに座って楽しむ席もあるため、ゆっくり味わいたいときでもぴったり。