御嶽山の山頂付近で微小な火山性地震やや増える 気象庁が注意呼びかけ
御嶽山で、山頂付近を震源とする微小な火山性地震の発生がやや多いことから、気象庁は25日午後2時、「火山の状況に関する解説情報」を発表し、今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。 気象庁によりますと、岐阜県と長野県の県境にある御嶽山では、12月中旬以降、山頂付近を震源とする微小な火山性地震の発生頻度がやや高い状態で推移しています。火山性地震の前24時間の回数は、21日及び25日に10回(速報値)でした。 火山性微動は発生していないということです。 山体の膨張などを観測する傾斜計やGNSS連続観測では、火山活動によるとみられる地殻変動は認められないとしています。 気象庁は今後の火山活動の推移に留意するよう呼びかけています。 次の火山の状況に関する解説情報は、27日午後4時ごろ発表する予定で、火山活動の状況に変化があった場合は、随時発表するということです。