中村獅童、息子の陽喜&夏幹は「ライバルであり師匠」 歌舞伎に対するがむしゃらな姿勢から刺激
子供に期待しすぎず本人の気持ちを大事に
また、「子供に期待しすぎないように注意している」と言い、親の希望ではなく、本人の気持ちが大事だと語る。 「役者としても期待しすぎないように。辞めたければいつでも辞めていいし、やりたければずっとやればいいし。こういう風になってもらいたい、こういう学校に入ってもらいたい、こういう役者になってもらいたいと心の中で思ったとしても、本人に伝えるのは親のエゴだと思うので」 小学校選びも本人の希望で決めたという。 「いろんな学校に見学に行って、どの学校が一番通いたいか聞いたところ、今の学校だったので、受験して入れるといいねと。そして、そこに入ることができて、すごく楽しそうに通っています。正直言うと、上まで続いている学校のほうがいいだろうなという思いもあったんですけど、親が決めるのではなく、本人に決めさせてよかったなと思っています」 今後も、子供たちの気持ちを尊重しながら、成長を見守っていきたいという獅童。「子供も家族も笑顔を絶やさず明るい家庭でいられたら」と述べ、「自分自身もいい役者になれるように、一生懸命、作品や役と向き合って、新しい挑戦もしていきたい」とさらなる高みを目指している。 ショートドラマ『ワンチーム、ワンホーム』(アシックスジャパン制作)では、建設業界で働くベテランの坂井役を熱演。この役も新しい挑戦になったそうで「リーダー的な役はあまり経験がなかったので、難しくもあり、やりがいも感じました」と話していた。 ■中村獅童 1972年9月14日生まれ、東京都出身。1981年に歌舞伎座「妹背山婦女庭訓」で二代目中村獅童を名乗り初舞台。また、2002年に公開された映画『ピンポン』で注目を集め、2022年放送のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演するなど、俳優としても活躍している。
酒井青子