中村獅童、息子の陽喜&夏幹は「ライバルであり師匠」 歌舞伎に対するがむしゃらな姿勢から刺激
子供たちとは対等に付き合うように
歌舞伎俳優としての活動のみならず、映画やドラマなどでも活躍している中村獅童。11月22日にWEBで公開されたショートドラマシリーズ『シゴトはもっと楽しめる』の第2弾『ワンチーム、ワンホーム』では、建設業界で働くベテランの坂井を演じている。近年は、長男・陽喜と次男・夏幹との親子共演も注目を集めている獅童にインタビューし、父親として心がけていることや息子たちとの日々について話を聞いた。 【写真】夏休みを楽しむ中村獅童と息子の陽喜&夏幹
獅童は息子たちについて、「すでに彼らも舞台に出ているので、父親でもあり、ライバルでもあり、どこか師匠でもあるのかなという気がしています」と述べ、父親として心がけていることを尋ねると「対等に付き合うようにしています」と回答。 「遊んであげているというより、一緒に遊んでいる。旅行してあげているというより、一緒に旅行している。じゃんけんや腕相撲などでも、わざと負けることはせず、とにかく対等に向き合って、必ず僕が勝つようにしてます」と説明した。 そして、息子たちの歌舞伎に挑む姿から刺激を受けていると明かす。 「親がやれと言ったわけではなく、彼らが歌舞伎が好きで始めたので、好きなことをひたむきにがむしゃらに、時には泣きながらでも食らいついていく姿勢は、一生持ち続けてほしいし、自分もいくら年を取っても、がむしゃらな気持ちは忘れちゃいけないなと。初心を思い出させてくれます」 「父親ではありますが、兄弟ができたような感覚なんです」とも告白。「僕は1人っ子なので、弟ができたような。だから、家に帰るのもすごく楽しいし、今日の学校での出来事を聞くのも楽しいです」と話した。 小学生の陽喜は、学校をとても楽しんでいるそうで、「6時半ぐらいに起きて支度して出かけていて、寝起きはあまり良くないんですけど、学校に行くのが嫌だと言ったことはまだ1回もないです。わざと『休んじゃえば?』と言ってみたことがあったんですけど、『僕行く』と。大雨が降った時に『近くの駅まで車で送ってあげようか?』と言ったら、『僕自分で行く』と言っていて、そういう答えを期待していた自分もいたんですけど、それはうれしかったです」と優しい表情でエピソードを披露してくれた。