堀口恭司 今後は「まだどうなるか分からない」。UFC参戦発表の朝倉海には「プラスな気持ちがあれば、絶対にチャンスがある」とエール【RIZIN.47】
RIZINフライ級王者の堀口恭司(アメリカン・トップチーム)が6月9日、「RIZIN.47」(東京・国立代々木競技場 第一体育館/ABEMA PPVなどで配信)の試合後の会見で改めて海外での戦いに向けての意欲を口にするも、進捗については「まだどうなるか分からない」などと語った。 堀口はこの日、元Bellatorバンタム級王者のセルジオ・ペティス(アメリカ/ルーファスポーツ)と対戦し、判定勝ちを収めた。2人は2021年12月に「Bellator 272: Pettis vs. Horiguchi」で行われた世界バンタム級タイトルマッチで対戦。堀口が終始、ペティスを圧倒したものの、4Rに左バックハンドブローをもらい逆転KO負けを喫しており、今回はリベンジマッチだった。 堀口は大会を前にしたインタビューで今回の試合について「RIZINでのキャリアに一区切りをつける試合」といった内容の発言をしていた。 この日は大会中にRIZINバンタム級王者の朝倉海のUFC参戦が発表されたのだが、堀口は今後について問われた際に「海くんがチャレンジするUFCに自分もチャレンジしたいと思いますけど、まだどうなるか分からないですね」と語った。 朝倉のチャレンジについては「タイトル戦線に行けると思いますよ。向こうでは周りの人や格闘技ファンに“日本人はダメだ”という決めつけがある」と海外での日本人評を明かしたうえで「ネガティブな気持ちじゃなく“やってやろう”とかプラスな気持ちがあれば、海くんにも絶対にチャンスがある」とエールを贈った。
また堀口自身も「海外ではフライ級は需要が少ない」とも言っているのだが、UFCからバンタム級での参戦を打診された場合には「いっぱい食べないと。やっぱ考えますよ。バンタムのほうが盛り上がってるし選手層も厚いので、まあ考えます」と揺れる胸中を明かした。バンタム級で戦うにあたっては「普段は64kg。ご飯をたくさん食べないといけない。自分はすぐやせちゃうのでなかなか難しい。自分の練習量だと1日に5食とか食べないと体重が増えない。牛丼にたとえると、大盛り2杯を5食。何回も吐きました」と増量にあたっては過酷な状況が待ち受けていることを示唆した。 その後も去就についての質問が続いたが、以前の「一区切り」という発言の意図については「言っていいのかなこれ? ガハハ。契約的な問題もあって、あんまり言えないんじゃないかな。海外に挑戦したいからですね」と明かした。今後のRIZIN参戦の可能性については「なるべく自分の目標に向かって突き進みます。でもなかった場合には(笑)。これ言っちゃうとアレですね。あんまり言わないほうがいい」と明言は避けた。 堀口については榊原信行CEOが「海だけ行かせて恭司を行かせないというわけにもいかないが、いずれにしても恭司はBellatorの契約下にある選手。UFCにはUFCのマーケティングや考えがある。僕らがどうこうは言えない。そういう状況が整って、UFCが“ぜひ堀口恭司を”となればBellator側との調整は必要になるが、僕らが止めるという状況ではない。これからの恭司とBellator、というかPFLとの交渉によって契約がどうなるか。当然、RIZINのフライ級王者でもあるので、PFL、Bellatorとの契約が継続していくならRIZINにも並行して出場していけるが、UFCだとは話はガラッと変わる。そうなると堀口選手とはいろいろ話をしないといけないかなと思う」などと語っている。
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