「リーグ最下位になって降格と戦うのは嫌」モイーズ元監督が今後のキャリアプランを明かす
デイビッド・モイーズ元監督が今後のキャリアについて言及した。イギリス『BBC』が伝えた。 61歳のスコットランド人監督は、サッカー界への貢献が認められ大英帝国勲章第1位に任命されたほか、監督としてプレミアリーグで通算697試合に出場というアーセン・ベンゲルとアレックス・ファーガソンに次ぐ記録を保持している。 そんなモイーズ監督だが、5月にウェストハム・ユナイテッドの監督を退任すると、その後は監督業に復帰していない。今季はいくつかのオファーも受けながらも、ひと時の休暇を楽しんでいるようだ。 「まだ(監督業が)終わったとは思っていないが、休暇を楽しんでいるのは確かだ。私が絶対にしないことは、個人的に監督にプレッシャーをかけること。私はそれが良いことだとは思わないし、私自身がそういう立場にいたとき、プレッシャーをかけられるのは嫌だった」 「私たちはみんな少しずつ年を取ってきているので、自分にとって正しいことをしているかどうか確認するべきだ。サッカーは私の血の中に流れている。子どものころからそうだった。サッカーを見るのが大好きだし、キャリアを楽しんできた。しかしもしも別の道があるなら、それはそれでいい。でも、私はそれが良い道であってほしいだけ。とても難しいことをやりたくはないし、これまで何度か経験したように、リーグ最下位になって降格と戦うのは嫌なので、どうなるか見守るつもりだ」 監督業を引退したわけではないが、当面の間は次のキャリアを見定める時期にしたいと話すモイーズ元監督。かつて名門・マンチェスター・ユナイテッドを指揮した同氏は、同クラブで苦戦するルベン・アモリム監督を見守るように呼びかけた。 「監督に『君の働きぶりを見るために、6カ月か1年は任せよう』と言うのは、正しいことではないと思う。管理職を任命した人々は、自らの判断を貫き、管理職を維持し、彼らに仕事をするチャンスを与えるべきだ。」 「公平に言えば、マンチェスター・ユナイテッドはある意味、唯一無二の存在だ。あそこで受けるプレッシャーは、他のほとんどのクラブよりも大きい。その役割を担っている以上、プレッシャーを受け入れなければならない。しかし、現時点ではマネージャーのせいではない。マネージャーは依然として自分のやり方を模索し、仕事に慎重になろうとしているところだ」