ジェイエムウエストンのフットウェアが進化中──特集:今どき顔のレザーシューズを探せ
レザーシューズの雄、ジェイエムウエストンがアップデートしている。シグネチャーモデルをアレンジした新作に注目だ。 【写真を見る】それぞれのプライスとディテールをチェック!
老舗の品格とモダンさを兼備した靴
ジェイエムウエストンは、フランスを代表する老舗の高級シューズブランドとして、創業以来多くの名品を世に送り出してきた。今春は、「ゴルフ」や「#180」など、伝統に裏打ちされた優れた名作が、カラーや素材使いなどで、モダンにアップデートしている。気品を感じさせる、春らしいさわやかなカラーは着こなしのポイントに最適だ。履き慣らした後の通称“ウエストンフィット”も、もちろん健在だ。 ■EUGENE GOLF #924 人気モデル「ゴルフ #641」からインスピレーションを得た「ユージーンゴルフ #924」。スエードカーフレザーアッパーにクレープソールを搭載し、2つの素材の組み合わせによって都会的にアップデート。アッパーを構成する上質なスウェードならではの滑らかな質感と、立体的な被せ縫いを駆使したステッチが、適度なアクセントとなっている。 ■SIGNATURE LOAFER #180 ブランドのアイコンモデルである「#180」。伝統的なグッドイヤーウェルト製法で作られるローファーで、ベジタブルタンニングレザーのシングルソールやカッティングベルトなどを用い、時代を超えて様々なスタイルに溶け込む。コバのホワイトステッチのほか、グリーン×ホワイトの鮮やかなコンビは、クラシックでありながらモダンなムードを醸してくれる。 ■SIGNATURE LOAFER #180 1946年にブランドの創始者によってデザインされて以来、普遍の人気を誇るブランドの永遠のアイコンモデル「#180」。フレンチシックを感じさせるモードでポップなスウェードピンクアッパーは、しなやかな履き心地のみならず、着こなしに上品な遊び心を加えてくれる。 ■TRIPLE SOLE LOAFER c/#Tucan ジェイエムウェストンを代表する名作ローファーである「#180」をツイスト。トリプルソールでボリュームを加え、バーガンディー調のレザーアッパーでクラシック感の漂うカラーパレットを用い、お互いを引き立てている。ブーツのようなソールの厚さなので、デニムにもってこい! ■GOLF #641 1955年に誕生した「ゴルフ #641」は、「#180」と並びブランドを象徴するモデルだ。茶系のスリーシェイドのカラーが冴えるこちらは、今季の新色。アッパーと外羽根のホワイトステッチが利いている。ソールはグッドイヤーウェルト製法でリッジウェイソール。グリップもあり、リソールもできるので長く付き合えるはず。 ■ジェイエムウエストン 青山店 TEL:03-6805-1691
文・オオサワ系 写真・高橋絵里奈 スタイリング・安倍拓志 編集・岩田桂視(GQ)